ネギの初期生育量に関するダイアレル分析

ネギの初期生育量に関するダイアレル分析

レコードナンバー690063論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015503NACSIS書誌IDAA11317194
著者名小原 隆由
若生 忠幸
小島 昭夫
書誌名育種学研究 = Breeding research
発行元日本育種学会
巻号,ページ6巻・ 1号, p.11-19(2004-03)ISSN13447629
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抄録ネギの初期生育量について遺伝学的情報を得るため、ネギ9自殖系統およびそれらの片側ダイアレル交配による36組合せのF1を用い、初期生育量に関するダイアレル分析を行った。苗の生重については、移植時(播種7週後)および移植4週後ともに、広義の遺伝率が高く狭義の遺伝率が低かったこと、平均優性度が1以上を示したことから、優性的遺伝効果の寄与が大きく、超優性の形質であると推定される。特に移植4週後の生重については平均優性度が3.1と極めて高く、移植時よりも超優性の程度が大きいと考えられる。草丈についても移植時、移植4週後ともに優性効果が大きく、超優性の形質であることが示された。ただし狭義の遺伝率は生重の場合に比べ高い値を示したことから、生重に比べると相加効果の役割が大きいと考えられる。生重、草丈ともに優性遺伝子の平均的作用方向は形質値を増加させる方向であった。また、千住群に由来する系統は生重を高める方向に働く優性遺伝子を多く有し、他方、九条群に由来する系統は草丈を高くする優性遺伝子を多く有する傾向が認められた。以上のように、初期生育に関わる2形質は優性効果が大きく超優性を示すことから、初期生育の旺盛な品種育成には優性効果を効果的に利用できるF1育種が極めて有効と考えられる。
索引語移植;生育;効果;形質;系統;遺伝率;草;遺伝子;分析;F1
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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