サイトカイニンと矮化剤を用いた組織培養によるカルミアの大量増殖

サイトカイニンと矮化剤を用いた組織培養によるカルミアの大量増殖

レコードナンバー690104論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名西村 富生
長谷川 幸子
目黒 あかね
ほか2名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ73巻・ 1号, p.107-113(2004-03)ISSN00111848
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抄録北米原産の花木カルミアの園芸品種オスボレッドを組織培養で大量増殖し、矮化剤(パクロブトラゾール)処理により3ヵ年(馴化開始から27ヶ月)で小型鉢物を生産する技術を開発した。温室内で風雨を避けて生育させた親株から新しく伸長した新芽を、初代培養のための採芽に用いた。継代培養に適した増殖用培地は天然型サイトカイニンである2iP[(N6-(2-isopenenyl)-adenine)]を1mg/L添加したWPM(Woody Plan Medium)培地であった。馴化容器として128穴セルトレイが適していた。馴化開始時の発根促進のためにはインドール酪酸(IBA)100mg/Lの3時間処理が適していた。小型鉢物生産には、冬期に切りつめた株から春期に伸長する新芽にジベレリン生合成阻害剤であるパクロブトラゾールを20mg/Lおよび200mg/Lの濃度で約20日間間隔で2回処理すると、苗の伸長抑制と花芽の形成促進に有効であることが明らかとなった。施肥はN:P:K=10:18:15の元肥で十分で、追肥をすると花芽形成が抑制され、萎縮葉の発生を助長することが明らかとなった。パクロブトラゾール処理により、処理後1年目まで矮化している苗にジベレリン(GA3)200mg/Lを散布すると春芽が再伸長した。本研究で得られた、各種の植物ホルモン類と矮化剤を適宜組み合わせた組織培養法は、チャやコウゾなどの他の木本性作物の人工増殖にも応用可能であると思われる。
索引語処理;伸長;組織培養;馴化;増殖;サイトカイニン;鉢物;培地;促進;生産
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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