抗菌効果を有する酸化チタン溶射皮膜の研究

レコードナンバー
690241
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00013075
NACSIS書誌ID
AN10450849
本文言語
ja
著者名
柿本 雅史 ; 富永 一哉 ; 田村 吉史 ; 赤沼 正信 ; 田中 大之 ; 片山 直樹
誌名
北海道立食品加工研究センター研究報告 = Bulletin of Hokkaido Food Processing Research Center
発行元
北海道立食品加工研究センター
巻号ページ
5号,p.13-18(2002-11)
ISSN
13403001
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抄録
酸化チタンを溶射した後に,表面加工処理を行い,酸化チタンの表面積が異なる溶射試料の抗菌効果について検討した。また,食品汚染菌や食中毒菌など各種微生物に対する抗菌効果についても検討した。(1)溶射処理後の表面加工処理を行わない,無処理区の抗菌効果が最も大きく,酸化チタン原料や皮膜形成方法が同一の場合,抗菌効果は,表面積に依存することが明らかになった。(2)蛍光灯でも長時間の照射を行うと酸化チタン皮膜の抗菌効果が得られ,太陽光の照射でも同様に抗菌効果が得られることがわかった。(3)芽胞形成菌であるBacillus subtilisに対する抗菌効果は小さく,真菌には抗菌効果は認められなかった。しかし,食中毒菌である大腸菌O-157,サルモネラ,黄色ブドウ球菌などの芽胞非形成菌に対する抗菌効果は,十分大きかった。酸化チタンの溶射皮膜は,食中毒防止や感染症対策を目的として,食品加工機器や太陽光を十分受光できる屋外施設・器具への応用が期待できた。
引用文献数
9
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib