簡易DNAメチル化検定法としてのHpa II-PCR法

簡易DNAメチル化検定法としてのHpa II-PCR法

レコードナンバー690457論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015111NACSIS書誌IDAN00381003
著者名山下 秀次
芝田 猛
書誌名九州東海大学農学部紀要
別誌名Proceedings of School of Agriculture, Kyushu Tokai University
Proceedings of Faculty of Agriculture, Kyushu Tokai University
発行元九州東海大学農学部
巻号,ページ23巻・ p.37-42(2004-03)ISSN02868180
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抄録特定のゲノム領域におけるDNAメチル化状態の簡便な検定法としてHpa II-PCRの利用を検討した。Hpa II-PCRはニホンウズラの成雄の脳、心臓、肺、肝臓、腎臓、浅胸筋および精巣より抽出・精製したDNAを用い、標的領域をDLX6遺伝子の3'末端領域、内部標準領域をFOXF 1遺伝子の5'末端領域に設定して行った。Hpa II消化物を鋳型としてPCRを行ったところ、DLX6遺伝子由来のPCR産物の相対的量に組織間で有意差(p<0.01)が認められた。すなわち、肝臓、腎臓および精巣に比べると、脳および心臓では1.7~2.3倍量、肺および浅胸筋では1.3~1.6倍量のPCR産物が認められた。したがって、肝臓、腎臓および精巣に比べて脳および心臓ではPCR増幅領域のHpa II認識配列におけるメチル化の頻度が2倍程度高いものと考えられた。また、半定量的RT-PCRによってDLX6遺伝子の転写量について解析したところ、肝臓、腎臓および精巣ではPCR産物が極少量認められ、僅かながら転写されているものと考えられた。しかしながら、脳、心臓、肺および浅胸筋ではPCR産物が認められず、高頻度なメチル化によって不活化されているものと推察された。以上の結果より、Hpa II-PCR産物量は遺伝子の転写に関して抑制的に作用するDNAメチル化の頻度を反映しており、DNAメチル化研究における簡易なDNAメチル化検定法として有用であるものと考えられた。
索引語PCR;DNA;遺伝子;脳;精巣;産物;肺;転写
引用文献数21
登録日2011年12月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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