栽培種レタスLactuca sativaとその近縁野生種L.saligna間の雑種後代における3倍体の出現

栽培種レタスLactuca sativaとその近縁野生種L.saligna間の雑種後代における3倍体の出現

レコードナンバー690542論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名水谷 高幸
田中 孝幸
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ73巻・ 2号, p.114-118(2004-03)ISSN00137626
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抄録レタス栽培品種ブロンズとその近縁野生種L.saligna間の雑種は、L.salignaを種子親に用いた時のみ得られた。その雑種個体(F1)の種子結実率は12.0%と極めて低かったが、得られた種子の発芽率は87.5%と高く、それぞれの親植物の自殖で得られた種子の発芽率と大きな差は認められなかった。花粉母細胞の第一分裂中期において、それぞれの親植物は全て2価染色体を形成したのに対し、雑種個体(F1)では低頻度ではあるが1価染色体の形成もみられ、キアズマ形成頻度は親植物と比較して低かった。花粉4分子期で親植物は正常な4つの小胞子だけを形成したのに対し、雑種個体(F1)では2から6の小胞子を形成したものもみられた。雑種後代(F2)の5つのアイソザイム遺伝視座の表現型には、バンドの濃度の歪みが観察された。これらの全ての遺伝視座の表現型で歪みを示した個体は3倍体であり、5つのうちのいくつかで歪んでいた個体は異数体であると判断された。これらの個体は、フローサイトメトリック分析において、相対DNA量は2倍体の約1.5倍であり、体細胞染色体の観察結果から、3倍体(2n=27)であることが明らかになった。L.salignaと栽培種レタスとの交雑で得られた103の雑種後代(F2)において、14個体で3倍体が得られたが、播種後2週間目の実生におけるアイソザイム分析によって存在が示された異数体は、観察できなかった。このことは、染色体を観察した播種後3-4週間目まで、異数体が生存できなかったことによるものと考えられた。
索引語雑種;個体;親;形成;種;種子;植物;染色体;観察;栽培
引用文献数16
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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