細長粒香り米品種「サリークイーン」の育成
- レコードナンバー
- 690581
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20002846
- NACSIS書誌ID
- AA11581884
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 安東 郁男 ; 金田 忠吉 ; 横尾 政雄 ; 根本 博 ; 羽田 丈夫 ; 伊勢 一男 ; 池田 良一 ; 赤間 芳洋 ; 中根 晃 ; 志村 英二 ; 古舘 宏 ; 井辺 時雄 ; 小林 陽
- 誌名
- 作物研究所研究報告
- 別誌名
- Bulletin of the National Institute of Crop Science ; 作物研報 ; Bull. Natl. Inst. Crop Sci.
- 発行元
- 農業技術研究機構作物研究所
- 巻号ページ
- 5号,p.53-66(2004-02)
- ISSN
- 13468480
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- PDF(349KB)
- 抄録
- 「サリークイーン」は、パキスタンの長粒香り米品種「Basmai370」の米飯特性を日本品種に導入する目的で、「日本晴」を母、「Basmai370」を父とする組合せから育成された品種である。1988年から「関東154号」の地方系統名で関係府県に配布して地域適応性を検討するとともに、品質・食味等の各種特性を検討した後、1991年に「水稲農林308号」として登録され、「サリークイーン」と命名された。この品種の特徴は以下の通りである。1. 玄米は“細長”であり、独特の香りを有する香り米の粳品種である。炊飯すると縦方向への膨張が大きい。炊飯米は軟らかく粘りが少なく、カレーライス、ピラフに適する。2. 出穂期は育成地では日本晴より約8日遅い“晩生の晩”に属する。稈長は100から103cmの“極長”で、稈はやや細く柔らかいので耐倒伏性は“弱”である。3. 千粒重が小さく、収量性は低い。玄米の外観品質は日本晴並の“中の上”である。4.葉いもち抵抗性は“強”で、縞葉枯病には抵抗性である。白葉枯病抵抗性は“弱”である。耐冷性は“弱”で、穂発芽性は“難”である。以上の特性から、「サリークイーン」はカレーライスやピラフなどの料理向けの品種として、関東以西の平坦地に栽培が可能である。倒伏し易いため、栽培にあたっては基肥を少なくし過繁茂になるのを避ける。また晩生種のため早期落水をしないよう注意する。
- 引用文献数
- 5
- 登録日
- 2011年3月5日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib