青枯病・半枯病抵抗性のナス台木用品種‘台三郎’の育成とその特性

青枯病・半枯病抵抗性のナス台木用品種‘台三郎’の育成とその特性

レコードナンバー690626論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20006215NACSIS書誌IDAA11648748
著者名吉田 建実
門馬 信二
松永 啓
坂田 好輝
佐藤 隆徳
齊藤 猛雄
書誌名野菜茶業研究所研究報告
発行元農業技術研究機構野菜茶業研究所
巻号,ページ3号, p.199-211(2004-03)ISSN13466984
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抄録1)‘台三郎’は‘南頭茄’בLS1934’の組合せから選抜した台木用固定品種であり,2003年度になす農林台3号として命名登録された。2)‘台三郎’は青枯病と半枯病に強度の複合抵抗性を有する。‘台太郎’との比較では,青枯病抵抗性はより強,半枯病抵抗性は同等である。3)発芽の早さ・揃い及び幼苗期の生育は‘台太郎’と同等であり,幼苗接ぎ,割り接ぎともに容易である。4)接ぎ木個体の収量は,‘台太郎’台のものとほぼ同等である。収穫果の果形,果色は‘台太郎’台のものと変わらず,優れている。‘台太郎’よりも根系が発達するので,後半の草勢は強い。5)‘台三郎’そのものの草丈は高く,節間は長く,茎は太い。茎は紫色を帯びるが,その濃度は‘台太郎’よりもさらに淡い。葉は大きく幅広で,葉柄は太い。花は淡い紫色で‘台太郎’と同等である。茎葉には毛茸が密生する。6)‘台三郎’の果実は球形で‘台太郎’よりも大型である。未熟果の果皮は濃紫色であるが着色は悪く,果実の下部に斑紋を有する。ヘタは緑色で大きく,ヘタ下は紫色に着色する。7)開花期,収穫期ともに‘台太郎’と同等である。草勢は‘台太郎’よりも強い。8)‘台三郎’は半身萎凋病,ネコブセンチュウなど他の土壌病害虫に対しては抵抗性がない。また,低温伸長性は‘ヒラナス’より劣るので,促成作型に対する適応性は低い。9)‘台三郎’はナスの青枯病常発地帯における早熟及び普通栽培に適する。
索引語抵抗性;青枯病;草;ナス;台木;苗;茎;果実;種;育成
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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