諏訪湖における沈水植物エビモ(Potamogeton crispus L.)分布の変遷

諏訪湖における沈水植物エビモ(Potamogeton crispus L.)分布の変遷

レコードナンバー690859論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010789NACSIS書誌IDAN10189523
著者名武居 薫
書誌名長野県水産試験場研究報告 = Bulletin of Nagano Prefectural Fisheries Experimental Station
別誌名長野県水産試験場事業報告
発行元長野県水産試験場
巻号,ページ6号, p.8-13(2004-03)ISSN02893045
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抄録1.諏訪湖の水生植物の中で最大の面積を有しているエビモPoamogeon crispus分布の変遷について1989年から2003年まで調査を行った。2.現在のエビモ分布域は東部域に最大の群落があり、南部、西部に比較的大きな群落がある。調査開始当初に比べ北部や南東部では衰退している。3.分布面積は250ha前後でほぼ安定して推移している。現存量は1990年代に次第に減少し、1998年には5以下にまで低下しているが、2000年代に入ってから回復してきている。4.エビモの密度は1987年頃をピークに1998年まで低下を続け2-3g/m2程度になったが、1999年以降は4-5g/m2と2倍程度に回復してきているといえる。5.100m区画で密度階級及び分布面積に応じた評点を与え5か年ごとの平均値を求めて比較した結果、北部や南東部での群落の衰退と東部域での高密度化が示された。6.エビモ分布域の透明度とエビモ現存量の間には高い相関が見られ、透明度の改善がエビモの密度や現存量の回復を促していると考えられる。7.水質改善が進行している諏訪湖では水生植物の生育繁茂期間の長期化や出現種数の増加などが見られている。エビモは富栄養化に適応して増加してきた種類と考えられるが、潜在植生とされるクロモなどが復活した時にどのような動向を示していくのか継続的な調査が必要である。
索引語分布;面積;調査;群落;密度;変遷;衰退;透明度;植物;区画
引用文献数6
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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