ミカンハダニに対する天敵利用技術の研究(1)

ミカンハダニに対する天敵利用技術の研究(1)

レコードナンバー690978論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016361NACSIS書誌IDAN10503209
論文副題宮内イヨカン園における農薬散布がミカンハダニ及び天敵の発生に及ぼす影響
著者名大西 論平
金崎 秀司
崎本 孝江
ほか3名
書誌名愛媛県立果樹試験場研究報告 = Bulletin of Ehime Fruit Tree Experiment Station
別誌名Bull. Ehime Fruit Tree Exp. Sta. Japan
愛媛果樹試研報
愛媛県立果樹試験場研究報告
発行元愛媛県立果樹試験場
巻号,ページ17号, p.43-52(2004-03)ISSN03892867
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抄録農薬散布がミカンハダニ及び天敵類の発生に及ぼす影響を調査するために、慣行防除区、減農薬防除区、気門閉塞型薬剤防除区及び無防除区を設け検討した。1)試験期間を通じ、各試験区のミカンハダニ及び天敵の発生量は大きく異なり、慣行及び減農薬防除区では天敵はあまり発生せず、明らかにミカンハダニが多く発生した。一方、気門閉塞型薬剤防除区ではミカンハダニの発生が極めて少なく、かつ天敵はやや多く発生した。なお、無防除区では天敵が多く発生し、ミカンハダニの発生は少なかった。2)天敵の中で最も多く観察されたのはカブリダニ(コウズケカブリダニ)で、ついでナガヒシダニ類(ケボソナガヒシダニ)が多かったが、ハネカクシ類(ヒメハダニカブリケシハネカクシ)、ハダニアザミウマは少なかった。3)カブリダニ類が多く発生している時期は、ミカンハダニがほとんど発生しなかった。また、ミカンハダニの発生が多い時期にはハネカクシ類が発生し、無防除区ではミカンハダニの発生を抑制した。4)ナガヒシダニ類の発生はミカンハダニの発生経過と相関が見られず、ミカンハダニの発生量に対する影響は少ないと考えられた。ハダニアザミウマはミカンハダニの発生が多い時期に発生したが、発生量が少なく、ミカンハダニの発生に与えた影響は不明であった。5)以上の結果、カブリダニとハネカクシ類の発生を保護し、気門閉塞型薬剤を活用することで、ミカンハダニの発生を抑制することができることが示唆された。
索引語発生;天敵;防除;農薬;薬剤;時期;散布;利用;技術;研究
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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