ミカンキイロアザミウマの光反射シートマルチ環境における行動変化

ミカンキイロアザミウマの光反射シートマルチ環境における行動変化

レコードナンバー691003論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20007105NACSIS書誌IDAN00102518
著者名石上 茂
書誌名静岡県柑橘試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Shizuoka Prefectural Citrus Experiment Station
Bulletin o[f] the Citrus Experiment Station
発行元静岡県柑橘試験場
巻号,ページ33号, p.31-40(2004-03)ISSN04886828
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抄録ミカンキイロアザミウマ成虫に対する光反射シートマルチの影響をみるため、3種のシート(タイベック、銀色ポリ及び黒ポリ、反射率はそれぞれ84-94%、32-63%、5-8%)上の行動を比較した。成虫100頭を野外の地面に敷いた光反射シートマルチ中央に放飼すると、放飼20分後にタイベックでは、9月放飼では54%、12月放飼では79%がシート面上にとどまり、その割合は黒ポリに比べて高かった。しかし、銀色ポリでは9月放飼では56%、12月放飼では7%がシート面上にとどまり、その割合は9月のみ黒ポリに比べて高かった。タイベック面上では歩行したり歩行停止したりする行動が多くの成虫で観察された。散乱反射特性をもたない銀色ポリでは、9月には散乱反射特性を有するタイベックと同様の結果が得られたが12月の結果は異なった。一方、温室内の地面に敷いたタイベック上には成虫が捕獲されたのに地面上では捕獲されなかった。また、水平に設置したタイベック面では黒色ポリ面より捕獲数が多かったが、銀色ポリ面では黒色ポリ面と捕獲数に差がなかった。また、0.5m-1.5mに設置した粘着トラップの捕獲数は、タイベックマルチ面上は地面上に比べて少なかった。以上の結果から、光反射シートマルチはミカンキイロアザミウマ成虫のシート面上への移動を促すと考えられ、成虫の行動に影響を与えるシートの条件として、高い反射率と散乱反射特性の両方が必要と考えられた。
索引語反射;成虫;放飼;光;マルチ;行動;特性;環境;種;温室
引用文献数8
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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