イチゴ栽培システムにおける作業姿勢に基づく農作業の労働負荷測定および評価法の確立

イチゴ栽培システムにおける作業姿勢に基づく農作業の労働負荷測定および評価法の確立

レコードナンバー691011論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016330NACSIS書誌IDAN00177561
著者名宮嵜 朋浩
片岡 正登
書誌名長崎県総合農林試験場研究報告. 農業部門
別誌名Bulletin of the Nagasaki Agricultural & Forestry Experiment Station. Sect. of agriculture
発行元長崎県総合農林試験場
巻号,ページ30号, p.29-39(2004-03)ISSN03888398
全文表示PDFファイル (1186KB) 
抄録1.本研究では作業姿勢(作業負荷)を計測することで作業者の負担を推定し、作業の省力・軽作業化効果について負担の大小や減少率による評価を行った。「8ch姿勢解析システム」は角度センサと携帯用メモリで構成され、一定間隔でそれぞれの部位の角度が測定できるシステムである。角度変化の様子や出現頻度、姿勢の時間的変化などが明らかにできる。「腰部負担評価&作業改善支援ソフト」により全身の関節や筋などにかかる負担を関節圧迫力、モーメント、必要筋力などが数値化でき、数値の大小や比較で軽作業化効果を評価できる。2.「作業姿勢測定システム」は調査者が作業中の姿勢を判断、携帯用端末に入力するシステムである。姿勢の出現頻度、割合および作業中のエネルギー代謝率が測定できる。評価はつらい姿勢の出現頻度やエネルギー代謝率の大小で行う。3.「Ovako式作業姿勢分析システム(OWAS)」は作業姿勢を体幹・上肢・下肢・重さの4項目の姿勢コードで記録し、姿勢の負担度と改善要求度を4段階で判定するシステムである。このシステムでは問題姿勢の出現時点や頻度、全体的負担度(AC3+AC4の%値)の把握ができる。4.イチゴ高設栽培の作業負担を各システムで測定し、地床栽培と比較した。「8ch姿勢解析システム」では腰・背中・首等にかかる負荷が1/4-1/20に減少する。「作業姿勢測定システム」では作業負担度(平均RMR)が5-7割減になる。「OWAS」では全体的負担度が移植作業では地床28.5%に対し高設では1.3%に、収穫作業では地床46.2%に対し高設では0%にそれぞれ減少していた。5.いずれの評価システムでも高設栽培は地床栽培に比べ軽作業効果が高いこと、作業による負担は地床栽培の半分程度に減少していることが立証された。6.今回検討した評価システムは計測値が一般的、標準的なものであり、一般の人も使用が許諾されており広く利用できるものである。
索引語作業;システム;評価;栽培;測定;出現;負荷;効果;イチゴ;解析
引用文献数9
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat