日本ナシ‘晩三吉'の生育・成熟特性

日本ナシ‘晩三吉'の生育・成熟特性

レコードナンバー691348論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014416NACSIS書誌IDAN00026952
著者名川田 重徳
植山 昌人
中尾 茂夫
ほか5名
書誌名大分県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Oita Prefectural Agricultural Research Center
別誌名Bulletin of Oita Prefectural Agricultural Research Center
発行元大分県農業技術センター
巻号,ページ33号, p.39-56(2003-03)ISSN03888576
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抄録1.‘晩三吉’の主産地である大分県日田市における通常の満開日は4月3~4半旬で、年次間差が小さかった。‘晩三吉’の1短果枝当たりの花数は平均約6花で、結実は開花時の降雨の影響が大きかった。2.‘晩三吉’の果そう第3~4位葉の縦径は平均で約12cm、横径は平均で約8cmであった。葉色の進みは5~6月にかけてが最も旺盛であった。6月の葉色と収量との間に正の相関、糖度との間に負の相関が認められた。3.‘晩三吉’の樹冠面積、新梢発生数、新梢長、測枝間隔、測枝密度、葉面積指数は樹間差が大きかった。葉面積指数と果重との間に正の相関、糖度との間に負の相関が認められた。測枝齢と糖度の間には負の相関が認められた。測枝齢と果重との関係では、枝齢が若い場合と古い場合で果重が小さく、果重が最も大きくなる枝齢のピークは8~9年生であった。4.‘晩三吉’の果実肥大はS字カーブの肥大曲線を描き、肥大時期は5~7月の第I期、7~8月の第II期、8月~10月の第III期、10~11月の第IV期に分けられた。7月および8月の降水量が多いと果実肥大が良好であった。収穫時の果実横径と果重との間に高い正の相関が認められ、回帰式によって横径から果重の推定が可能であった。5.園地での細根の発生は土壌の表層で多く、下層で少なかった。土壌の化学性は表層での交換性塩基の過剰、下層での有効態リン酸の欠乏が特徴であった。6.満開日から収穫開始日までを基準とした‘晩三吉’の成熟日数は平均で約200日、日平均積算温度は平均で約4,500時間であった。9月の降水量と糖度との間に負の相関、9月の日射量と糖度との間に正の相関が認められた。7.収穫果実の大きさ、m2当たりの着果数は樹間差が非常に大きかった。着果数と収量との間に高い正の相関が認められた。収量、品質面からみた‘晩三吉’のm2当たり着果数は7~8果が適正と判断された。
索引語相関;枝;糖度;齢;果実;肥大;収量;収穫;成熟;花
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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