わい性および半わい性台木利用リンゴ樹における枝幹成長と栽植密度との関係

わい性および半わい性台木利用リンゴ樹における枝幹成長と栽植密度との関係

レコードナンバー691464論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名黒田 治之
千葉 和彦
書誌名園藝學會雜誌
別誌名Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
園芸学会雑誌
発行元園藝學會
巻号,ページ73巻・ 3号, p.250-258(2004-05)ISSN00137626
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抄録無剪定に近い状態で管理したわい性および半わい性台木利用リンゴ‘スターキング・デリシャス’樹を供試して、枝幹成長と栽植密度の関係について検討した。樹齢の増加の伴う樹幅の増大は、3,178樹/ha区では樹齢6年生から、1,185樹/ha区では8年生から、623樹/ha区では9年生から抑制された。また、それらの抑制は樹冠交差深度が1mに達する時期に起こった。樹高の経年増大は樹幅のそれとは逆に、栽植密度の高い区ほど促進された。樹高/樹幅比は330樹/ha区では加齢にともなって低下したが、3,178樹/ha区では6年生の1.32から上昇に転じ、11年生には1.56まで増加した。樹幅と樹高の間には、台木樹ごとに有意な負の相関関係が認められた。1樹当たり枝重と幹重は各台木樹とも、栽植密度の増加にともなって減少した。このような栽植密度(ρ)と1樹当たり枝重(σ)あるいは1樹当たり幹重(τ)との関係は、それぞれ次の逆数式によって表された。1/σ=Aσρ+Bσ(1)1/τ=Aτρ+Bτ(2)(ただし、Aσ、Bσ、AτおよびBτは樹齢や台木の種類によって変化する係数)幹断面積(θ)と1樹当たり枝重(σ)あるいは1樹当たり幹重(τ)との関係は、それぞれ次の相対成長式によって表された。σ=H1θ(h1)(5)τ=H2θ(h2)(6)(ただし、H1、h1、H2およびh2は台木の種類によって変化する係数)1ha当たり枝重(σ)と栽植密度(ρ)の関係は、式(5)、(7)、(8)から導かれる次式によって表された。σ=H1ρ/(Aρ+B)(h1)(9)(ただし、AとBは樹齢や台木の種類によって変化する係数)また、1ha当たり幹重(τ)とρの関係は、式(6)、(7)、(10)から導かれる次式によって表された。τ=H2ρ/(Aρ+B)(h2)(11)式(9)と(11)から、1ha当たり幹重は栽植密度の増加にともなって増加し続けるが、1ha当たり枝重は高密度域で一定化することが示された。
索引語わい性;台木;栽植密度;樹高;利用;リンゴ;枝;幹;抑制;剪定
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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