ニワトリ初期胚の雌雄鑑別のための簡易DNA抽出法の検討

ニワトリ初期胚の雌雄鑑別のための簡易DNA抽出法の検討

レコードナンバー691659論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20007115NACSIS書誌IDAA11564513
著者名峰松 健夫
杉山 美里
當眞 裕美子
ほか2名
書誌名The journal of poultry science
別誌名J. poult. sci
日本家禽学会誌
発行元Japan Poultry Science Association
巻号,ページ41巻・ 2号, p.147-154(2004-04)ISSN13467395
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抄録3種類の簡易的DNA抽出法(水法、アンモニウム法およびプロテイナーゼ法)および定法であるフェノール、クロロフォルム、イソアミル、アルコール法(PCI法)をニワトリの雌雄鑑別に応用し、比較検討した。雌雄鑑別は、W染色体特異的XhoI繰り返し配列717bpのうち、276bpを増幅するPCR法を用いて行った。実験1においては、あらかじめ雌雄の判明した成鶏の血液を用い、それぞれの方法を用いた場合におけるDNA濃度を比較したところ、簡易抽出法はいずれも短時間でDNAを抽出できる事が明らかになった。更に、これらDNAサンプルを、PCR法による雌雄鑑別に用いたところ、アンモニウム法およびプロテイナーゼ法を用いて作成されたDNAサンプルを用いて正確な雌雄鑑別が可能であった。実験2では、2日胚の血液および胚体、7日胚の腸管、生殖腺および腎臓を試料としてDNAを抽出し、雌雄鑑別を行ったところ、水法以外の方法で抽出された試料は、一部を除いて雌雄鑑別に適用が可能であった。しかし、7日胚の生殖腺を用いた場合、DNA抽出効率がいずれの方法でも極めて低く、プロテイナーゼ法およびPCI法により抽出されたDNAサンプルでのみ、雌雄鑑別が可能であった。以上の結果から、プロテイナーゼ法またはアンモニウム法を用いて抽出されたDNAを用いる事により、PCRを用いたニワトリ胚の雌雄鑑別を効率的に行うことが可能であった。ただし、アンモニウム法を用いてDNAを抽出する場合、試料の種類によりPCRを用いた雌雄判別が不可能である場合が存在するため、未知試料を用いる場合には確認作業が必要であると考えられる。
索引語抽出;DNA;胚;アンモニウム;PCR;ニワトリ;水;血液;生殖;DNA
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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