香川県五剣山で採種されたイソムラマイマイ(新種)

香川県五剣山で採種されたイソムラマイマイ(新種)

レコードナンバー691706論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20013116NACSIS書誌IDAA11565254
著者名湊 宏
書誌名Venus
発行元日本貝類学会
巻号,ページ62巻・ 3-4号, p.135-140(2004-01)ISSN13482955
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抄録本新種イソムラマイマイは長らく未記載であった。この度、電子顕微鏡によって殻皮を観察できたのを機会に本種を記載した。Aegisa senomphala n. sp.イソムラマイマイ(新種・新称)貝殻は小形(殻径約6.4?7.3mm)、低円錐形、薄質、暗褐色を呈して、その殻表に光沢がなく、新鮮な個体にあっては成長脈に沿って微細な毛状殻皮に覆われる。螺層は5.5層。体層は大きく、その周縁は成貝では円いが、幼貝で多少の稜角が認められる。殻口縁は薄くて、外縁や底縁では拡張して反曲する。臍孔は狭くて深く、その幅は殻径の1/4を占める。ホロタイプ:殻高5.0mm、殻径6.9mm(NSM‐Mo73488)。タイプ産地:香川県木田郡牟礼町五剣山。分布:模式産地のほか香川県高松市峰山町(矢野重文氏私信)。備考:本新種の貝殻は、円錐形状で周縁部が円いこと、狭い臍孔からオトメマイマイ属rishopliaの貝殻にも似ているが殻表に毛状殻皮を持つ点で相違する。外観的にはマヤサンマイマイAegisa mayasana(Azuma、1969)(模式産地・神戸市摩耶山)に類似するが、後種では殻皮が鱗片状になること(本新種は先の尖った細毛になる)、生殖器の粘液腺かさばって大きくなることで識別は容易である。また、本新種はモリサキオオベソマイマイAegisa inonsa(Pilsbry & Hirase、1902)に殻皮の先の尖った細毛が近似しているが、後種は大形で殻高が低いこと(殻高8mm、殻径12mm)などから異なる。和名は本種を初めて採集された磯村貞成氏にちなむ。
索引語殻;新種;皮;種;毛;香川県;貝殻;産地;電子顕微鏡;光沢
引用文献数5
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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