茎頂・脇芽培養によるウイルスフリーかんしょ種苗の大量増殖法の確立

茎頂・脇芽培養によるウイルスフリーかんしょ種苗の大量増殖法の確立

レコードナンバー691816論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015280NACSIS書誌IDAN00236503
著者名寺尾 寛行
陳 蘭荘
杜 召生
ほか1名
書誌名宮崎大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Miyazaki University
別誌名Bulletin of the Faculty of Agriculture, University of Miyazaki
発行元宮崎大学農学部
巻号,ページ50巻・ 1-2号, p.1-9(2004-03)ISSN05446066
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抄録食用かんしょの塊根表面に帯状の肌あれやひび割れなどの症状が発生する病気はウイルス病状の1つで、帯状粗皮症と呼ばれ、生産物の品質を低下させ、問題となっている。本研究は茎頂・脇芽培養によるウイルスフリー食用かんしょの大量増殖法を確立するために一連の実験を実施したものである。茎頂培養について、人工気象器内で育った植物を用いる場合、消毒濃度0.3%、消毒時間10分の処理でほぼ100%の雑菌の感染を抑えることができた。ウイルスは0.3mm以下の外植体で摘出すれば除去でき、帯状粗皮症の症状の消失や皮色の改善が見られた。ホルモンフリーMS培地、0.01mg/L NAAと1mg/L BA添加のMS培地および0.01mg/L NAAと1mg/L BA添加の改変LS培地でそれぞれ茎頂培養を行った結果、活着率はそれぞれ10%、65%と82%であった。検討した培地の範囲でLS培地がかんしょの茎頂培養に最も適していることが示唆された。馴化には、ビニールバッグで密封し滅菌したバーミキュライトに移植する方法が苗の生長が早く、かつ簡便であるため大量に培養することに適しているものと推察された。茎頂培養由来のウイルスフリー植物体の茎を上、中、下部に分けて脇芽培養した結果、80‐100%の中下部脇芽から植物体を得ることができた。この方法でウイルスフリー植物を6週間のサイクルごとに5倍に増殖することが可能となった。
索引語培地;芽;培養;ウイルスフリー;茎頂培養;茎頂;大量増殖;症状;ウイルス;植物
引用文献数6
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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