水稲の登熟期の再生量による登熟性の簡易選抜法

水稲の登熟期の再生量による登熟性の簡易選抜法

レコードナンバー691836論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015503NACSIS書誌IDAA11317194
著者名小林 陽
書誌名育種学研究 = Breeding research
発行元日本育種学会
巻号,ページ6巻・ 2号, p.49-56(2004-06)ISSN13447629
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抄録水稲の登熟性の簡易選抜法を開発するため、多数の品種を用いて登熟期の再生量と登熟歩合の関係を、登熟ステージと施肥量水準を変えて調べた。登熟歩合の品種間差は年次や施肥量水準によって発現程度が大きく異なり、品種の登熟性を判定するためには多くの年次及び施肥量水準による試験が必要であった。登熟期の再生量の品種間差は登熟ステージにより発現程度が大きく異なり、登熟前期と後期の全てで及び中期でも年により明瞭に発現した。また、これらの登熟ステージにおける再生量の品種間差は登熟 歩合の場合と異なり、全ての年次及び施肥量水準で明瞭に発現した。登熟前期、後期及び中期の一部における各試験において、再生量と登熟歩合の相関は概して登熟歩合の品種間差が明瞭でなかった施肥量区では低く、明瞭であった施肥量区で高く、品種間差が最も明瞭であった施肥量区では相関は各試験とも0.7以上に高かった。さらに、登熟歩合の品種間差が明瞭でなかった施肥量区における再生量とその試験の中で最も登熟歩合の品種間差が明瞭であった区の登熟歩合との相関はほとんどの場合0.7以上に高かった。以上のことから、登熟歩合の品種間差が発現し難い少肥水準でも、登熟期の再生量により登熟性を簡易に選抜することが出来ると考えられた。次に、2品種の交配に由来するF3系統を用いて、少肥水準下で2世代登熟期の再生量による登熟性の選抜試験を行った。選抜F5系統における再生量及び登熟歩合の系統間差はともに有意に大きく、両形質間の相関は有意に高かったことから、水稲育種において再生量による登熟性の簡易選抜は有効であると考えられた。
索引語登熟;再生;施肥量;種間差;性;水準;選抜;発現;相関;水稲
引用文献数6
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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