乳牛ふん尿消化液に含まれる有機物の化学的特徴

乳牛ふん尿消化液に含まれる有機物の化学的特徴

レコードナンバー692356論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
論文副題曝気処理液および未処理液との比較
著者名保井 聖一
筒木 潔
明石 憲宗
ほか1名
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ75巻・ 3号, p.321-327(2004-06)ISSN00290610
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抄録乳牛ふん尿消化液に含まれる有機物の化学的特徴を明らかにするため、消化液の腐植物質および非腐植物質の組成を分析するとともに、赤外吸収スペクトルを測定し、未処理液および曝気処理液と比較した。分析試料は、北海道内のスラリー処理施設から採取した消化液7点、曝気処理液9点、未処理液8点である。消化液のアルカリ抽出画分に占める低級脂肪酸態炭素および中性糖態炭素の割合は、未処理液および曝気強度の低い曝気処理液に比べ著しく低かった。アルカリ抽出画分の腐植物質割合は、スラリーの種類によって明確に異なった。消化液では、PVP吸着フルボ酸の割合は未処理液および曝気強度の低い曝気処理液に比べ小さかったが、腐植酸の割合が著しく高く、その結果腐植物質割合(DH)が大きかった。曝気処理液では、腐植物質割合はスラリーの曝気強度と対応していた。消化液のF‐IRスペクトルは、脂肪族成分、タンパクおよび多糖類の減少、ならびに芳香族、カルボキシレートおよびカルボニル基成分の増加を示した。F‐IRスペクトルにおける芳香族、カルボキシレート、カルボニル基成分/脂肪族成分のピーク面積比、ならびに芳香族、カルボキシレート、カルボニル基成分/多糖類成分のピーク面積比は、DHとそれぞれ高い正の相関関係を示した。以上の結果から、消化液は、未処理液や曝気強度の低い曝気処理液に比べ易分解性有機物の含有量が少なく、腐植物質の含有割合が処理条件にかかわらず高いことが明らかとなった。
索引語処理;曝気;消化液;腐植;物質;成分;強度;有機物;芳香族;乳牛
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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