水稲新品種「夢の香」の育成

水稲新品種「夢の香」の育成

レコードナンバー692372論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015383NACSIS書誌IDAN00217043
著者名佐藤 弘一
斎藤 真一
大和田 正幸
ほか8名
書誌名福島県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Fukushima Prefecture Agricultural Experiment Station
別誌名Bulletin of the Fukushima Prefecture Agricultural Experiment Station
発行元福島県農業試験場
巻号,ページ36号, p.49-63(2003-12)ISSN03887723
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抄録(1)「夢の香」は、2000年に品種登録出願され、福島県で酒造好適米として奨励品種に採用された。(2)「夢の香」は、1991年に福島県農業試験場で「八反錦1号」を母に、「山形酒49号(のちの出羽燦々」)を父として交配し、初期のF1~F3世代を温室で集団養成し、F4世代で個体選抜を行い、F5世代以降系統育種法により選抜、固定を図った。(3)「夢の香」の特性は、以下のとおりである。ア出穂期、成熟期は、「五百万石」より2日程度遅く、福島県では“中生の早”である。イ“中稈・穂重”の草型で、倒伏性は、“中”で「五百万石」に優る。ウいもち病真性抵抗性遺伝子型は、“Pia”と推定された。ほ場抵抗性は、葉いもちが「五百万石」に優る“中”で、穂いもちが「五百万石」並の“中”である。エ障害型耐冷性は、“中”で「五百万石」に優る。オ収量は、「五百万石」並である。品質は、「五百万石」に優り、大粒で心白が多い。カ酒造特性は、「五百万石」より吸水が速いなど原料処理がしやすい。製造酒は、味及び香りともに良好で、「五百万石」を上回る酒質である。(4)栽培普及地帯は県内平坦部及び山沿いである。(5)栽培上の留意点として、「夢の香」は、出穂期が“中生の早”で出穂期が早いため、鳥害の影響を受ける地帯での作付けを避ける。また、「夢の香」は、「五百万石」に比べ、強稈であるが穂発芽しやすいので、倒伏を招くような極端な多肥栽培を避ける。特に過度な追肥及び実肥は、粗蛋白質含量の増加及び玄米品質の低下を招くので避ける。また、いもち病のほ場抵抗性は、“中”とあまり強くないので、適期防除に努める。
索引語福島県;出穂;穂;抵抗性;栽培;選抜;特性;稈;倒伏;性
引用文献数6
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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