イタリアンライグラス新品種「さちあおば」の育成とその特性

イタリアンライグラス新品種「さちあおば」の育成とその特性

レコードナンバー692385論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016115NACSIS書誌IDAN00243553
著者名水野 和彦
横畠 吉彦
小田 俊光
ほか6名
書誌名山口県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Yamaguchi Agricultural Experiment Station
別誌名Bull. Yamagushi Agric. Expt. Stn
山口農試研報
発行元山口県農業試験場
巻号,ページ54号, p.11-24(2003-03)ISSN03889327
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抄録当場で育成された系統「山系31号」は、2002年にイタリアンライグラス農林19号「さちあおば」として命名登録された。「さちあおば」は極早生の「山育176号」を母材に、いもち病抵抗性、冠さび病抵抗性、および年内と春の多収性等を育種目標に、集団選抜法で育成された品種である。本品種の主な特性は次のとおりである。1.我が国で初めてイタリアンライグラスいもち病抵抗性で選抜された品種であり、いもち病に対して“中””程度の抵抗性を有する。2冠さび病抵抗性は“強-極強””であり、いもち病とともに複合病害抵抗性を有する。3.近畿・中国・四国から九州・沖縄にかけて多収で、九州地方で特に多収である。これらの地域の単年または2年間の収量の総平均値は、「ミナミアオバ」対比ベース(%)で年内収量159、春の収量121、合計収量131となり、いずれも優れる。4.春の出穂期は3月中旬-下旬で、「ミナミアオバ」よりさらに6日程度早い極早生である。5.草型は“中間-やや直立””である。形態的特性は「ミナミアオバ」と概して同等である。6.乾物分解率(消化率)は、年内草で「ミナミアオバ」に比較して有意に高い。春1番草では同等である。7.適地は、近畿・中国・四国から九州・沖縄までの西日本全域である。特に、イタリアンライグラスいもち病の被害が生じやすい九州地方は最適地である。
索引語抵抗性;いもち病;イタリアンライグラス;春;収量;育成;特性;多収;早生;さび病
引用文献数6
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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