堺第7-3区埋立処分場Hポンドにおける水環境の診断

堺第7-3区埋立処分場Hポンドにおける水環境の診断

レコードナンバー692604論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004592NACSIS書誌IDAA11576192
著者名中桐 貴生
堀野 治彦
荻野 芳彦
ほか2名
書誌名Scientific report of the Graduate School of Agriculture and Biological Sciences, Osaka Prefecture University = 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科学術報告
発行元Graduate School of Agriculture and Biological Sciences, Osaka Prefecture University
巻号,ページ56号, p.45-55(2004-03)ISSN13461575
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抄録堺北臨海部地区第7-3区産業廃棄物埋立跡地Hポンドにおいて、とくに植物栽培の可能性の視点から水環境の現状を把握するために、ポンド内の地下水および土壌水の水質を調査するとともに、降雨、蒸発散、土壌水分変化、地下水位変化を観測し(2003年8月26日-2004年1月14日)、水収支を計算した。7-3区Hポンドでは、地下水、土壌水ともにpH、EC、COD、-Nの非イオン項目の値、およびNa+、Cl-、K+、Ca2+、SO4(2-)のイオン成分濃度が著しく高かった。各イオン成分の溶存比から、Na+およびCl-はポンド内に残留した海水による影響であり、他の成分は土中の廃棄物からの溶出などの影響によるものと推察された。一方、観測期間中(142日)の総降雨量は458mm、総蒸発散量は154mm、ポンドからの総流出水量は308mm、ポンド内の貯水量変化は-5mmとなり、少降雨の月には蒸発散量が降雨を上回ることもあった。また、ポンド内の地下水位は地下2.4m付近を推移しており、降雨時には地下1.7m付近まで上昇することもあった。本地区の水環境は植物生育にとって極めて過酷な状態にあり、乾燥地の塩類集積と似た現象が生じる可能性が高いので、本地区での植物栽培にあたっては、灌漑や排水の管理、栽培に適した培地の客土などの対応が必要である。
索引語水;地下水;環境;植物;栽培;蒸発散;イオン;成分;土壌;観測
引用文献数3
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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