青果物市場流通システムの構造変化

青果物市場流通システムの構造変化

レコードナンバー700124論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012015NACSIS書誌IDAN10397280
著者名桂 瑛一
Sarker A.L.
書誌名農業市場研究
別誌名Agricultural marketing journal of Japan
発行元日本農業市場学会
巻号,ページ49号, p.57-69(1999-10)ISSN1341934X
全文表示
抄録この研究の主な目的は、卸売市場のシェアが低下し市場流通システムが短縮化の方向に向かいつつあるという多くの論者の見解を検討することをとおして、青果物市場流通システムの構造変化の方向を検証することにある。結論を先取りするならば、市場流通システムは概して安定的であり、部分的ではあるが、むしろ多段階化を志向するきざしを見せている。分析の個々の結果を提示するならば、それは以下のとおりである。(1)青果物卸売市場の経由率は生鮮青果物に限定してとらえることが重要であり、その場合には経由率はむしろ上昇傾向にある。(2)日本の市場流通システムは2つの点で欧米諸国とは異なった特徴をもっている。一つは卸売市場に2種類の卸売業者が存在していることであり、もう一つは、スーパーのシェアが上昇しているにもかかわらず、日本では卸売市場の経由率が極めて高いことである。(3)大都市の大規模卸売市場のシェアが高まっており、転送が増大する結果を招いている。このことは、流通段階の多段階化を意味するものである。(4)転送は流通コストを過大にする原因になっているとの指摘がなされるが、転送は生産と消費のより細やかな調整を行うという意味合いをもっている上に、コストが節減される場合も少なくない。
索引語流通;市場;システム;青果物;構造;日本;研究;分析;生産;消費
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat