牛の体外受精技術の確立

牛の体外受精技術の確立

レコードナンバー700287論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007587NACSIS書誌IDAN00168764
論文副題牛体外受精由来胚の超急速凍結法の試み
著者名松岡 一仁
阪田 昭次
市野 清博
ほか2名
書誌名山口県畜産試験場研究報告
別誌名Bull. Yamaguchi. Live. Res. Inst.
Bull. Zoo. Exp. Stn. Yamaguchi Jap.
山口県畜試研報
Bulletin of the Zootechnical Experiment Station, Prefecture of Yamaguchi, Japan
発行元山口県畜産試験場
巻号,ページ13号, p.11-16(1997-03)ISSN02871262
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抄録媒精後7-8日目までに胚盤胞-拡張胚盤胞に発育した体外受精由来胚をプログラムフリーザーを使用しない超急速凍結法での凍結を試みた。凍結媒液は20%子牛血清加修正PBSにエチレングリコール(以下EGと略)叉はプロピレングリコール(以下PGと略)をそれぞれ20%になるように調整したもの、叉は、エチレングリコールとプロピレングリコールがそれぞれ10%の混合液(以下EPGと略)を加えて調整したもの、さらに、これら3種類の凍結保護剤に0.3モルのシュークロース叉は0.3モルのトレハロースを添加したものを用いた。これらの凍結媒液に胚を投入し、3、5、10分間経過後直ちに培養液に戻す(投入試験)か、または、超急速凍結を行い、融解後直接培養液に戻して(凍結融解試験)96時間培養し、胚の生存性を調査した。その結果、投入試験においては凍結培養液、投入時間に関係なく、生存率80%、脱穀りつ60%以上を示し有意差は認められなかった。凍結融解試験では、凍結保護剤のみを用いて凍結融解を行った結果、EG及びEPGにおいて低率(生存率:7.7-25.0%、脱穀率:7.7-10.5%)ではあるが、生存胚が得られた。しかし、PGを用いた場合には生存胚は得られなかった。これらの凍結保護剤に糖類(シュークロース叉はトレハロース)を添加したものを凍結媒液として凍結融解を行った結果、胚の生存率及び脱穀率が大きく向上した(生存率:25.0-65.0%、脱穀率:10.0-54.5%)。しかし、PGに糖類を組み合わせた場合、生存胚は得られるようになったが、生存及び脱穀率ともに7.1%と低率であった。また、シュークロースよりもトレハロースを添加した場合の方が、生存率が高まる傾向にあった。以上のことから、牛胚の超急速凍結は可能であるとともに、融解後直接移植できる可能性が示唆された。
索引語凍結;胚;融解;生存率;脱穀;培養;投入;生存;体外受精;凍結保護剤
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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