超音波断層装置を利用した経膣採卵および採取卵子の体外受精・体外培養に関する試験

超音波断層装置を利用した経膣採卵および採取卵子の体外受精・体外培養に関する試験

レコードナンバー700335論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007587NACSIS書誌IDAN00168764
著者名井上 愛子
市野 清博
石井 俊昭
ほか2名
書誌名山口県畜産試験場研究報告
別誌名Bull. Yamaguchi. Live. Res. Inst.
Bull. Zoo. Exp. Stn. Yamaguchi Jap.
山口県畜試研報
Bulletin of the Zootechnical Experiment Station, Prefecture of Yamaguchi, Japan
発行元山口県畜産試験場
巻号,ページ16号, p.151-156(2000-03)ISSN02871262
全文表示PDFファイル (404KB) 
抄録超音波断層装置を利用した経膣採卵と採取卵子の体外受精・体外培養の検討を行い、以下の成績を得た。食肉処理場で採取した卵巣を用いて、当場で経膣採卵に使用する機器に適した卵子吸引圧を調べた結果、140mmHgの吸引圧が適当と考えられた。この結果を受けて、黒毛和種の雌経産牛9頭から、述べ57回の経膣採卵を実施したところ、総採卵数191個、1回当たり平均3.4個で、このうち体外受精に利用可能と思われた卵子1回当たり平均2.9個であった。2頭の供試牛を用いて7日間隔で4回連続経膣採卵を行い小卵胞数の変化を調べたところ、いずれも採卵回数が進むにつれて小卵胞数の増加が認められた。一方、別の2頭に対し卵胞発育誘起処理を行い、処理後24および48時間後に経膣採卵したところ、処理後24時間目の採卵で平均11.5個の卵子を得、無処理の場合の平均1.8個に比べて採取卵子数の増加が認められたが、処理後48時間目では逆に採取卵子数は平均1.5個と、無処理の場合の平均以下であった。経膣採卵で得られた卵子のうち、123個の卵子を用いて体外受精・体外培養を試みたところ、60個が分割し、内9個が胚盤胞まで発育した。胚盤胞まで発育した胚の内、2胚を新鮮および凍結胚として受胚牛2頭に移植したところ、新鮮胚を移植した1頭が受胎し、正常雌産子が得られた。以上のことから、経膣採卵による採取卵子の体外受精・体外培養により移植可能胚が得られ、経膣採卵による胚供給の可能性が示唆された。
索引語採卵;卵子;処理;胚;体外受精;培養;利用;卵胞;発育;移植
引用文献数13
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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