北太平洋において捕獲されたミンククジラおよびニタリクジラの血清中の性ホルモン濃度と精細管組織像との関連性について

北太平洋において捕獲されたミンククジラおよびニタリクジラの血清中の性ホルモン濃度と精細管組織像との関連性について

レコードナンバー700554論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名渡部 浩之
茂越 敏弘
浅田 正嗣
ほか6名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ50巻・ 4号, p.419-427(2004-08)ISSN09168818
全文表示PDFファイル (2101KB) 
抄録本研究では、索餌期におけるミンククジラおよびニタリクジラの血清中テストステロン()、エストラジオール-17β(E2)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)濃度と精細管内組織像の関連性を検討した。2001年5-8月の北大西洋鯨類捕獲調査で捕獲された雄ミンククジラ(血清n=39、精巣n=15)および雄ニタリクジラ(血清n=14、精巣n=7)から血液サンプルと精巣を回収した。濃度は35.9%のミンククジラと57.1%のニタリクジラで測定限界値以下であった(<2.5pg/ml)。また、測定できた個体も低い値を示した。2種のクジラともE2、PSH、LH濃度は成熟・未成熟クジラ間で差は見られなかった。精細管数は成熟ミンククジラのほうが成熟ニタリクジラより多く観察された(P<0.05)。精細管直径は成熟ニタリクジラのほうが成熟ミンククジラより大きかった(P<0.05)。管腔が観察されたほとんどの精細管では、精祖細胞が一層しか観察されなかった。しかし、成熟ミンククジラ2/13頭と成熟ニタリクジラ4/4頭で精細管内に少数の精子が観察された。また、濃度が測定できない個体にも精子が観察された。以上より、索餌期において2種のヒゲクジラ類の低い濃度は精子生産量に反映していると考えられた。また、索餌期のミンククジラ・ニタリクジラにおいて、、E2、PSH、LH濃度から性成熟を判定することは難しいことが示唆された。
索引語濃度;成熟;血清;ホルモン;精巣;測定;精子;組織;雄;個体
引用文献数28
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat