アルカリ処理による木材の弾性率の変化

アルカリ処理による木材の弾性率の変化

レコードナンバー700926論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007981NACSIS書誌IDAN00240329
著者名石倉 由紀子
中野 隆人
書誌名木材学会誌
別誌名Journal of the Japan Wood Research Society
発行元日本木材学会
巻号,ページ50巻・ 4号, p.214-219(2004-07)ISSN00214795
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抄録アルカリ処理材の弾性率とその吸湿による影響を検討するため、エゾマツつき板を用いてNaOH処理濃度10条件で処理し、調湿4条件で曲げ試験を行った。絶乾状態においてNaOH処理濃度10%までは密度の増大とともに弾性率は増大したが、NaOH処理濃度10-15%では密度が増大するにもかかわらず弾性率は低下した。これは処理に伴う密度の増大とセルロースの結晶構造がセルロースIからIIへと変化し、セルロースの結晶化度が低下し非晶化することに起因すると考えられた。弾性率の吸湿による影響はNaOH処理濃度により傾向が異なった。絶乾状態に対する弾性率比の低下の挙動はNaOH処理濃度の増大と共に低相対湿度で低下し始め、高相対湿度ではその低下の程度が大きくなる傾向が認められた。この湿度依存性は、アルカリ処理で結晶構造が変化し、非結晶領域が増加することによると考えられた。
索引語処理;弾性;濃度;密度;セルロース;湿度;条件;結晶;木材;エゾマツ
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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