ネギ属植物に含まれるアリイナーゼの活性染色によるアイソザイム解析

ネギ属植物に含まれるアリイナーゼの活性染色によるアイソザイム解析

レコードナンバー700997論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015818NACSIS書誌IDAN0004334X
著者名北 宜裕
道券 秀雄
上西 愛子
ほか1名
書誌名神奈川県農業総合研究所研究報告 = Bulletin of the Agricultural Research Institute of Kanagawa Prefecture
別誌名Bulletin of the Kanagawa Prefectural Agricultural Research Institute
発行元神奈川県農業総合研究所
巻号,ページ145号, p.7-14(2004-08)ISSN03888231
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抄録ネギ(Allium)属植物に広く存在するアリイナーゼは、ネギ属植物に特有な含硫アミノ酸の一種であるアリインを加水分解して揮発・催涙性のアリシンを生成させる酵素であり、マルチジーンファミリーを形成していることが遺伝子レベルで明らかにされている。本研究では、タマネギ(A.cepa)、ニラ(A.uberosum)、ラッキョウ(A.chinense)、ニンニク(A.saivum)、ワケギ(A.wakegi)、及びネギ(A.fisulosum)の6種のAllium属植物に含まれるアリイナーゼタンパクの等電点電気泳動(IEF)分離ゲルの活性染色によるアイソザイム分析を行った。各植物体の鱗茎または葉しょう組織から硫安沈殿により析出させたタンパクを透析処理し、得られた粗タンパク抽出画分をcarboxymehyl cellulose(CM)樹脂を用いた弱陽イオン交換カラムクロマトグラフィーにより分画した。その結果、いずれの植物においても0.25M NaClで溶出される画分に高いアリイナーゼ活性が認められた。そこでこの画分をSDS-ポリアクリルアミドゲル電気得泳動したところ、約50kDaのタンパクが特異的に分画された。さらにこのフロント画分をdimehylaminoehyl cellulose(DEAE)樹脂による弱陰イオン交換カラムクロマトグラフィーにより分画したところ、ワケギ及びネギのフロント画分からアリイナーゼ活性を有するフラクションが得られた。これらのアリイナーゼ活性を示すピークフラクションを濃縮し、等電点電気泳動(IEF)により分離した後、分離ゲルに対してDinirophenylhydrazine(DNP)法をアリイナーゼ活性染色に適用した。その結果、いずれのフラクションについても複数のアリイナーゼ活性が濃茶色のスポットとして検出された。以上のことから、Allium属植物においては、種内及び種間でそれぞれ異なる複数のアリイナーゼアイソザイムの存在が明らかになった。
索引語活性;植物;染色;属;種;分離;ネギ属;アイソザイム;電気泳動;ゲル
引用文献数32
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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