既存統計を用いた食品産業の物質フロー解析

既存統計を用いた食品産業の物質フロー解析

レコードナンバー701228論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011894NACSIS書誌IDAN10164125
論文副題茨城県を事例とした地域診断モデルの開発
著者名宮竹 史仁
椎名 武夫
田坂 行男
書誌名システム農学
別誌名Journal of the Japanese Agricultural Systems Society
発行元システム農学会
巻号,ページ20巻・ 2号, p.185-192(2004-10)ISSN09137548
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抄録地域における食料資源の流通を診断するモデルを開発するために、原重量、窒素、炭素を指標とした食品産業の物質フローを調査した。この物質フローを簡易に作成することができるように、官庁統計ならびに各種調査報告書、文献等のみを用いてフロー量を推計した。本研究では、物質フロー・モデルの対象として茨城県を取り上げ、1990年と1995年の統計を使用して食料資源の投入から廃棄に至るまでのフローを解析した。この結果、茨城県の食品産業は食料自給率、食品廃棄物、外食産業に関連した3つの特徴が見られた。原重量ベースによる食料自給率は、1990年で約24%であったが、1995年では約14%まで減少した。原重量ベースによる食品廃棄物量は、1990年で63.8万トン、1995年では69.3万トンとほぼ横ばいに推移していたが、同年とも茨城県内で消費される食料の約30%が食品廃棄物として発生しており、発生抑制に向けた取り組みが不可欠であった。外食産業では、県外からの食料流通量の増加率が最も高く、食の外部化が進んでいると考えられた。本研究では開発された物質フロー・モデルにより、地域レベルにおける食料資源フローの実態が明らかになった。また、本手法は基本的に既存統計のみを使用しており、比較的簡易に作成することができるため、地域を一次的に診断するモデルとして有効である。
索引語食料;食品;物質;モデル;統計;茨城県;地域;産業;診断;開発
引用文献数17
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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