造影剤とX線装置を利用したキャベツバーティシリウム萎凋病罹病個体の非破壊検査

造影剤とX線装置を利用したキャベツバーティシリウム萎凋病罹病個体の非破壊検査

レコードナンバー701269論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名剣持 伊佐男
丸 秀樹
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ73巻・ 5号, p.484-490(2004-09)ISSN00137626
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抄録軟X線装置およびC装置を利用して、キャベツバーティシリウム萎凋病の罹病個体と健全個体の識別について検討した。医療用X線造影剤のガストログラフィン76%およびウログラフィン60%の原液にキャベツの根部を15-20時間浸漬することで、根や茎の組織に障害を与えずに、鮮明なコントラストのX線画像が得られた。軟X線装置を利用した透視による非破壊検査では、罹病組織と健全組織が交錯した画像となり、罹病株の識別には不向きと判断された。一方、C装置による茎横断面の非破壊検査では、X線造影剤を使用することで維管束部の鮮明な画像が得られた。結球初期の若齢株や結球中期の株では、C画像上で造影剤が吸収されていない維管束と発病部位(変色した維管束)とが一致する部分と、一致しない部分があった。一致しない部分は、変色前の発病初期の維管束であったことから、肉眼では判別できない初期の発病株も診断できる可能性が示された。収穫期の発病株では、C画像上で造影剤の吸収されていない維管束と発病部位とが一致した。以上の結果から、キャベツに医療用のX線造影剤を吸収させ、C装置を用いた画像解析を行うことによって、本病の罹病個体と健全個体の非破壊的な判別が可能であり、抵抗性育種への応用が期待された。
索引語装置;個体;画像;維管束;発病;組織;萎凋病;識別;キャベツ;根
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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