脂肪肝牛における血清中ビタミンA濃度と肝臓星細胞の関連性

脂肪肝牛における血清中ビタミンA濃度と肝臓星細胞の関連性

レコードナンバー701477論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014801NACSIS書誌IDAN00191857
著者名小川 美希
今井 克幸
及川 伸
ほか3名
書誌名日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association
発行元日本獸医師会
巻号,ページ57巻・ 10号, p.639-643(2004-10)ISSN04466454
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抄録ビタミンA(VA)は、生体内ではおもに肝臓の星細胞内に脂質滴として貯蔵されており、VA欠乏下で星細胞中の脂質滴は減少または消失し肝機能障害を引き起こすとされているが、星細胞の大動物における形態的変化を検討した報告は少ない。本研究は病理学的に脂肪肝と診断されたホルスタイン種雌牛の実験群(n=15)と臨床的に健康な対照群(n=5)の血清中VA濃度と肝臓の星細胞の形態について比較検討したものである。実験群の肝臓の単位面積あたりの星細胞数、脂質滴の体積は有意に減少し、類洞内皮細胞下の基底膜も肥厚し、コラーゲン細線維が類洞周囲腔内に多数蓄積していた。これらの細胞の核は円型で細胞質突起も長く伸び、星細胞活性は亢進していた。いっぽう、対照群の星細胞は扁平な核で、細胞体内には大型の脂質滴を1個有していた。さらに血清中VA濃度は実験群に比べ有意に高く、星細胞活性が抑制されていることが示唆された。すなわち血清中VA濃度と肝臓星細胞の形態との間には関連があることが明らかになった。
索引語細胞;血清;濃度;脂質;肝;形態;脂肪;核;活性;ビタミンA
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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