ブタおよびクロミンククジラ卵細胞質の脂質分析と電子顕微鏡による微細構造の比較

ブタおよびクロミンククジラ卵細胞質の脂質分析と電子顕微鏡による微細構造の比較

レコードナンバー701485論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名藤平 拓磨
木下 幹朗
佐々木 基樹
ほか4名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ50巻・ 5号, p.525-532(2004-10)ISSN09168818
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抄録これまでの研究からクロミンククジラの卵母細胞において未成熟個体から得られた卵母細胞と成熟個体から得られた卵母細胞では細胞質の色調に差があることが観察された。この色調の差は細胞質内の脂質含量に関連していると考えられる。そこで本研究では細胞質の色調の差を明らかとするため、未成熟および成熟クロミンククジラから得られたガラス化加温後の卵母細胞の脂質含量(コレステロール、リン脂質、トリグリセリド、遊離脂肪酸)および電子顕微鏡による微細構造を比較した。更に異種間の比較のために新鮮およびガラス化加温後のブタ卵母細胞も同様に脂質分析、電子顕微鏡観察を行った。実験には2001/2002年南極海鯨類捕獲調査(JARPA)で捕獲されたクロミンククジラの卵母細胞(n=2400)と、屠畜場由来のブタ卵母細胞(n=2750)を用いた。ガラス化には40%エチレングリコール(EG)と0.5Mシュクロース(Suc)を含む20%NBCS添加D-PBS液(HM)を用いた。脂質分析では、未成熟、成熟クロミンククジラの卵母細胞内の脂質含量はブタ卵母細胞内の脂質含量と同様に高かった。電子顕微鏡による観察では、未成熟クジラの卵細胞質には細胞質全体に、成熟クジラでは主に中心部に多く脂肪滴が存在していた。以上の結果から、クロミンククジラの卵細胞質の色調の違いは脂肪滴の分布様式の違いに起因すると考えられた。
索引語卵母細胞;細胞質;脂質;ブタ;電子顕微鏡;成熟;卵;分析;ガラス;観察
引用文献数25
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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