融雪水が小河川の酸性化とシロサケ稚魚およびサクラマス幼魚の浸透圧調節機能へ与える影響

融雪水が小河川の酸性化とシロサケ稚魚およびサクラマス幼魚の浸透圧調節機能へ与える影響

レコードナンバー701555論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011421NACSIS書誌IDAN10282121
著者名渡辺 智治
安富 亮平
今田 和史
書誌名北海道立水産孵化場研究報告 = Scientific reports of the Hokkaido Fish Hatchery
発行元北海道立水産孵化場
巻号,ページ58号, p.41-51(2004-03)ISSN02866536
全文表示PDFファイル (1038KB) 
抄録1.春季雪解け増水時に北海道北部暑寒別川水系において河川水の水質を調査した結果、融雪初期3月末にpHおよびアルカリ度が低下すると共に、電気伝導度、SO4(2-)、およびNO3(-)-N等が増加したことから、小規模ながら河川水の酸性化が観測された。2.各水質項目の変動は暑寒別川本流、支流根の沢、支流根の沢枝沢の順に大きくなり、雪が融けてから増水までの時間が短い支流ほど水質の変動が大きかった。暑寒別川本流のpH低下は小さく、最低値がpH6.87であったが、最も低下した支流根の沢枝沢はpH6.28であった。3.北海道立水産孵化場増毛支場構内の積雪を融解した酸性融雪水(pH4.9)に、シロサケ稚魚とサクラマス幼魚を3日間曝露した結果、シロサケ稚魚で1日目から血中ナトリウム濃度が有意に低下した。4.積雪融解直後の酸性融雪水によって降海期のシロサケ浸透圧調節が阻害されることが示唆された。しかし、暑寒別川水系の最低pHが6.28に留まったことから、暑寒別川に生息する淡水魚は酸性雪による致死的な影響を受けていないものと考えられる。
索引語pH;水;酸性;融雪;河川;水質;根;サクラマス;浸透圧;調節
引用文献数25
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat