ニホンナシ‘豊水'の親品種の同定

ニホンナシ‘豊水'の親品種の同定

レコードナンバー702059論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名澤村 豊
齋藤 寿広
高田 教臣
ほか4名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ73巻・ 6号, p.511-518(2004-11)ISSN00137626
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抄録ニホンナシ‘豊水’の親品種の同定を試みた。‘豊水’の交配年とされる1954年前後の1953年から1955年に果樹研究所(旧農林水産省 園芸試験場)においてニホンナシの品種育成のために実施された交配84組合せについて果皮色、S遺伝子型およびSSRマーカーによる調査を行った。交配に使用されたニホンナシ23品種についてS遺伝子型がS3S5である‘豊水’の親となる可能性のある交配組合せは84組合せ中9組合せのみであった。また、この9組合せはすべて赤ナシ同士の組合せであり、果皮色の面からも矛盾が認められなかった。この9組合せについて10種のSSRマーカーによるDNA鑑定を行ったところ、‘幸水’および‘イ-33’を親とする組合せの矛盾がなく、それ以外の組合せは2-6の遺伝子座で一致しなかった。さらに51種類(計61種)のSSRマーカーで分析を行ったところ、すべてのマーカーで‘豊水’の親を‘幸水’および‘イ-33’とすることに矛盾しなかった。また‘幸水’および‘イ-33’のどちらかが種子親であるかを同定するために葉緑体DNAのrnL-Fregionの配列を調査したところ、‘幸水’の配列が‘豊水’と一致し、‘イ-33’と一致しなかったため‘豊水’の種子親が‘幸水’であると判定した。これらのことからニホンナシ‘豊水’は1954年に‘幸水’に‘イ-33’を交配して育成されたと結論づけられた。
索引語親;水;交配;品種;マーカー;同定;育成;果皮;色;遺伝子型
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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