キツツキ等鳥類利用による松くい虫防除の可能性

キツツキ等鳥類利用による松くい虫防除の可能性

レコードナンバー702159論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012071NACSIS書誌IDAN1046332X
著者名佐藤 博
書誌名研究報告
発行元群馬県林業試験場
巻号,ページ6号, p.60-71(1999-07)ISSN09186115
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抄録キツツキ類によるマツノマダラカミキリ幼虫の補食実態を1992年~1996年に調査し、マツ林内に積極的に誘致することによる松くい虫被害防除の可能性について検討した。1 まとまったマツ林のある太田市金山、高崎市観音山、及び富士見村の3ヵ所の調査地に「ねぐら用巣箱」を設置し、冬季の夜間におけるキツツキ類の利用状況を調査したところ、アカゲラとアオゲラによってよく利用されていた。2 それぞれの調査地において、夏季と冬季にラインセンサスを実施したところ、全ての調査地でアカゲラ、アオゲラ、コゲラの3種のキツツキが確認された。特にアカゲラの時間あたり観察羽数と巣箱の利用率の経年変化とがほぼ一致した。3 松くい虫被害木を割材し、キツツキ類によるカミキリ幼虫の補食状況を調査したところ、材内幼虫の70%程度がキツツキ類によって捕食されていた。また、幼虫のいる蛹室の材表面からの深さが深い場合は幼虫の材入孔から、浅い場合は蛹室上をつついての捕食事例が多かった。4 林業試験場内にカミキリ幼虫の人為寄生丸太を設置し、アカゲラによる幼虫の補食状況を観察し、併せてビデオ撮影した。幼虫1頭の捕食に要する時間は平均5分47秒であった。
索引語捕食;調査;幼虫;利用;くい;防除;被害;時間;観察;鳥類
引用文献数12
登録日2011年09月21日
収録データベースJASI, AGROLib

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