糸状菌によるセルロースの生分解機構とその関連酵素をとりまく最近の研究動向

糸状菌によるセルロースの生分解機構とその関連酵素をとりまく最近の研究動向

レコードナンバー702196論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007981NACSIS書誌IDAN00240329
著者名鮫島 正浩
五十嵐 圭日子
書誌名木材学会誌
別誌名Journal of the Japan Wood Research Society
発行元日本木材学会
巻号,ページ50巻・ 6号, p.359-367(2004-11)ISSN00214795
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抄録最近の10年間におけるセルラーゼならびにそれに関連する酵素の構造および機能に関するデータの蓄積は、糸状菌のセルラーゼに対する私たちの概念を変えてしまった。例えば、糸状菌のセルラーゼは糖加水分解酵素というカテゴリーの中で、異なる8つのファミリーに属して分類されることとなった。また、糸状菌のセルロース分解におけるセロビオース脱水素酵素と呼ばれる酸化還元酵素の重要性が明かとなった。担子菌Phanerochaee chrysosporiumによるセルロース分解における菌体外でのセロビオース代謝においては、β-グルコシダーゼではなく、この酵素のみがその代謝に関与する可能性が示された。さらに、ごく最近になって、米国のJoin Genome InsiueにおいてP.chrysosporiumの全ゲノム配列情報が解読された。この情報を使うことで、P.chrysosporium由来の多様なセルラーゼ遺伝子についてcDNAを収得すること、引き続いて相当する酵素を組換えタンパク質として生産することが容易に行えるようになった。
索引語酵素;糸状菌;セルロース;分解;代謝;情報;生分解;機構;研究;動向
引用文献数44
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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