PCR法による性判別技術の確立

PCR法による性判別技術の確立

レコードナンバー702956論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002644NACSIS書誌IDAA11573718
著者名渡辺 晃行
根本 聡実
山口 大輔
ほか2名
書誌名茨城県畜産センター研究報告 = Bulletin of the Ibaraki Prefectural Livestock Research Center
別誌名茨城畜セ研報
Bull. Ibaraki Pre. Liv Exp. Stn
発行元茨城県畜産センター
巻号,ページ37号, p.1-4(2004-08)ISSN13466488
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抄録近年、牛胚から切除した細胞の遺伝子を増幅するPCR(Polymerase Chain Reacion)法により性特異的なDNAを判定し雌雄産み分けを行う方法が報告された。胚移植技術に本法を付加することで、生産現場での経済性の向上が期待される。しかし、本法による雌雄産み分け技術には、細胞を採取した胚の生存性、操作の煩雑さ、混入DNAによる誤判定などの課題を残している。これらの課題を検討し、安定した普及技術として確立することを目的とした。試験方法はマイクロブレードを利用した切断法による判定率、移植による受胎率を調べた実験1とマイクロブレードによる切断法およびマニピュレータを利用した吸引法による判定率、生存率および受胎率を調べた実験2を行った。実験1による胚の性判別成績は84.0%(137/163)であった。バイオプシー後の培養時間による移植の成績では短時間培養(3-4時間)後の受胎率は新鮮胚で46.7%(14/30)、凍結後移植で28.0%(7/25)、ガラス化胚で33.3%(5/15)であった。長時間培養後の受胎率は新鮮胚で36.4%(4/11)、凍結融解後移植で9.1%(2/22)、実験2の新鮮胚の性判別成績は77.1%(64/83)、凍結融解後判定胚は65.4%(55/84)、生存率はそれぞれ74.7%(62/83)と59.5%(50/84)であった。細胞切除の違いによる判定率および生存率は7日目胚の切断法では判定率90.5%(19/21)、生存率95.2%(20/21)、受精後6日目での吸引法による判定率、生存率はそれぞれ92.3%(12/13)、84.6%(11/13)、受精後7日目胚での吸引法による判定率、生存率は52.6%(10/19)、21.1%(4/19)であった。受胎率は新鮮胚が41.2%(7/17)、凍結融解後判定胚は50%(1/2)であり、フィールドでの利用が可能と考えられた。
索引語胚;生存率;受胎;性;技術;移植;凍結;細胞;切断;培養
引用文献数3
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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