乳酸利用の増強によるルーメンアシドーシスおよびメタン生成の抑制

乳酸利用の増強によるルーメンアシドーシスおよびメタン生成の抑制

レコードナンバー702990論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005663NACSIS書誌IDAN00195188
著者名浅沼 成人
日野 常男
書誌名日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science
別誌名日本畜産学会報
日本畜産学会報
Nihon chikusan gakkaiho
Animal science journal
Animal science and technology
発行元Zootechnical Science Society of Japan
巻号,ページ75巻・ 4号, p.543-550(2004-11)ISSN1346907X
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抄録ルーメン内では、プロピオン酸生成とメタン生成の間に相反的関係があり、乳酸は主にプロピオン酸生成に用いられるので、乳酸利用の増加によりメタン生成が抑制されると考えられる。そこで、ルーメン内の乳酸利用菌数の増加が乳酸利用を増大させ、その結果としてメタン生成を低下させ得るか否かについて調べた。ルーメン微生物混合系にSelenomonas ruminanium亜種lacilyicaを添加したところ、乳酸利用の促進とメタン生成の低下が認められた。しかし、Megasphaera elsdeniiを添加した場合には、S.ruminanium亜種lacilyicaを添加した場合よりも乳酸消費量が多かったにもかかわらず、メタン生成量も多かった。これは、M.elsdeniiがH2を生成したためと考えられた。これら2菌をメタン菌と共培養した実験でも、M.elsdenii の場合にだけメタン生成された。一方、ヤギのルーメン内の主要な乳酸利用菌はM.elsdeniiと考えられ、S.ruminanium亜種lacilyicaの数は少なかった。以上より、ルーメン内のS.ruminanium亜種lacilyicaの増殖を促進するか、またはプロバイオティクスとして導入することにより菌数を増加させれば、乳酸の蓄積とメタン生成を同時に低下させ得ると考えられた。
索引語生成;乳酸;メタン;利用;抑制;プロピオン酸;促進;微生物;混合;消費量
引用文献数30
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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