東北日本亜高山帯のオオシラビソ林の分布における雪圧の影響

東北日本亜高山帯のオオシラビソ林の分布における雪圧の影響

レコードナンバー703104論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015066NACSIS書誌IDAN00200732
著者名大丸 裕武
垰田 宏
書誌名農業氣象
別誌名J. Agric. Meteorol
Journal of agricultural meteorology
農業気象
Journal of the agricultural meteorology
発行元養賢堂
巻号,ページ60巻・ 4号, p.253-261(2004-12)ISSN00218588
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抄録雪圧が東北日本亜高山帯のオオシラビソ林の分布に与える影響についてGISを用いて検討を行った。国土地理院の50mメッシュ標高データから3次メッシュ中心部の傾斜を求め、3次メッシュ植生データ、メッシュ気侯値による寒候期の最大積雪深と重ね合わせてオオシラビソ林の立地環境を解析した。その結果、(1)オオシラビソ林はおおむね積雪深が100-450cmの領域に出現すること、(2)積雪深が350cm以上の地域では、積雪深の増大とともにオオシラビソ林の分布は緩傾斜な場所に集中する傾向があること、が明らかになった。このようなオオシラビソ林の分布と傾斜や積雪深との関係は、四手井(1956)が指摘した雪圧による分布制約を支持している。気象庁の地域気候モデル(RCM20)の予測にしたがえば、将来の温暖化にともなう積雪深の減少で北上山地ではオオシラビソ林の成立が困難になると予想される。一方で、日本海側の山地では雪圧の緩和によってオオシラビソ林の分布可能域が広がるものの、月山を除けば拡大の拠点となる現在の分布を欠いているため、速やかな分布拡大にはつながりにくいと推察される。
索引語分布;積雪;雪;日本;データ;地域;標高;植生;立地;環境
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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