千葉県の自給飼料栽培と飼料成分の実態

千葉県の自給飼料栽培と飼料成分の実態

レコードナンバー711008論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011336NACSIS書誌IDAA11644791
著者名青木 大輔
米本 貞夫
藤城 清司
ほか2名
書誌名千葉県畜産総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Livestock Research Center
別誌名千葉畜セ研報
発行元千葉県畜産総合研究センター
巻号,ページ4号, p.49-56(2004-11)ISSN13469746
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抄録本県の飼料分析指導センターで1995年度から2001年度までの過去7年間に分析・指導を行った2389点の飼料をもとに千葉県における自給飼料の栽培概要および飼料成分の実態について解析した。結果は以下のとおりであった。(1)本県の自給飼料生産は夏作物のトウモロコシ、ソルガムおよび両者の混播が主体であると考えられた。(2)効率的な生産のために適期播種と適期収穫が行われている。また地域ごとに気候を反映して播種時期、収穫時期、使用品種などに差が見られた。(3)有機質肥料の施用については、大部分は適正な施用が行われていたが、多量施用されている圃場も見受けられ、硝酸態窒素や環境への影響などが懸念されるとともに、適正施用のための指導が必要と考えられた。(4)サイレージの調製に関する技術は高水準で安定していることがうかがえた。(5)生産された自給飼料の飼料成分は日本標準飼料成分表(2001年版)の数値と平均値を比較すると、顕著な差はないが、最大値と最小値の差は大きく、成分の分布が非常に幅広いことがうかがえた。これは、使用品種、播種時期、刈取時期、有機質肥料施用量など栽培条件に差があることが要因であると考えられ、個々の飼料成分を把握するには分析を行うことが必要であることがうかがえた。(6)各作物の硝酸態窒素濃度はトウモロコシ、トウモロコシとソルガムの混播とイタリアンライグラスでは大部分がメリーランド大学のガイドラインで「充分量の飼料と水が給与されていれば安全」とされる乾物中1000ppm以下であったが、ソルガムとイタリアンライグラスの一部に「妊娠牛に給与しない」とされる乾物中2000ppm以上のものが見受けられ、給与にあたって注意が必要なだけでなく、硝酸態窒素濃度は一般的に施肥量や生育ステージと関連があるとされていることから、有機質肥料や化成肥料の施用量に注意するとともに、刈取時期にも配慮しながら自給飼料生産を行う必要があると考えられた。
索引語千葉県;自給;飼料;栽培;成分;実態;分析;生産;夏;作物
引用文献数5
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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