イムノアフィニティーカラム-HPLC法による国内市販コーヒー,ワイン,ぶどうジュースおよびビール中のオクラトキシンAの測定

イムノアフィニティーカラム-HPLC法による国内市販コーヒー,ワイン,ぶどうジュースおよびビール中のオクラトキシンAの測定

レコードナンバー711070論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013930NACSIS書誌IDAN00038339
著者名川村 理
書誌名香川大学農学部学術報告
別誌名Technical bulletin of Faculty of Agriculture, Kagawa University
Kagawa Daigaku Nôgakubu gakujutsu hôkoku
発行元香川大学農学部
巻号,ページ57巻・ p.35-41(2005-02)ISSN03685128
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抄録オクラトキシンA(OA)は、AspergillusやPenicilliun属のいくつかの真菌が産生する有毒代謝産物で、トウモロコシや麦類などを汚染し、腎毒性、免疫抑制、催奇形性や腎発がん性を示す。イムノアフィニティーカラム(IAC)-HPLC法を確立し、国内市販のコーヒー、ワイン、ブドウジュース及びビール中のOAの分析を行った。コーヒーでは、インスタントコーヒー12検体全て(100%)で、カンコーヒーでは10検体中9検体(90%)でOAを検出し、平均値はそれぞれ1225pg/g、28pg/mLであった。レギュラーコーヒーでは10検体すべて検出限界以下(60pg/g)であった。ワイン及びぶどうジュースでは、赤ワイン44検体中22検体(50%)でOAを検出し、その平均値は46pg/mLであった。生産国別では、イタリア及びフランス産が全てOAで汚染されており、その平均値もそれぞれ、47、77pg/mLであり、70pg/mL以上のOA汚染検体では、OCのピークも認められた。また、国内産及び国内産と輸入ワインのブレンド品の場合は、汚染頻度は約30%前後であり、平均値もいずれも4pg/mLであった。一方、輸入赤ワインではアメリカ(カルフォルニア)、オーストラリア、チリ、南アフリカ産の12検体からはいずれもOAは検出されなかった。白ワイン5検体中1検体(20%)で、ロゼワイン5検体中3検体(60%)で、それぞれ平均6、24pg/mLのOAを検出した。また、ぶどうジュースでは、12検体中2検体(17%)で平均6pg/mLのOAを検出した。ビールでは、20検体中13検体(65%)でOAを検出し、平均値は、11pg/mLであった。国内市販のカンコーヒー、インスタントコーヒー、ワインおよびぶどうジュースが発がん性マイコトキシンであるOAに汚染されていることを初めて明らかにした。
索引語コーヒー;汚染;性;腎;輸入;測定;属;産生;代謝産物;トウモロコシ
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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