エレクトロスプレー質量分析におけるトリプシンペプチドイオン化に関する研究

エレクトロスプレー質量分析におけるトリプシンペプチドイオン化に関する研究

レコードナンバー711094論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015111NACSIS書誌IDAN00381003
著者名荒木 朋洋
重留 瑠璃
高井良 安希子
ほか1名
書誌名九州東海大学農学部紀要
別誌名Proceedings of School of Agriculture, Kyushu Tokai University
Proceedings of Faculty of Agriculture, Kyushu Tokai University
発行元九州東海大学農学部
巻号,ページ24巻・ p.1-14(2005-03)ISSN02868180
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抄録近年のプロテオミクス研究においては、2次元電気泳動後の質量分析機を用いた微量構造解析法が主流となっている。 しかし、質量分析機に供するペプチド試料の前処理やペプチドの諸性質との関連については詳しく検討されていない。そこで本研究では、未知試料を対象としたエレクトロスプレーイオン化法による四重極/TOF-MSにおけるペプチドシークエンスの解析のための諸条件について検討を行った。まず電気泳動で分離したタンパク質のインゲルトリプシン消化の条件およびトリプシン濃度の影響について調べた。さらに、インゲル消化で得られたトリプシンペプチドの質量分析でのペプチドイオンの回収とペプチドの諸性質との関係について調べた。その結果、最適トリプシン濃度は0.01μg/μl であることが明らかとなった。また、酵素消化前の処理として変性剤非存在下での還元アルキル化が有効であることがわかった。さらに、ペプチドのイオン化はm/z値で見ると質量分析機の特性に依存し、m/z値で300から800付近のペプチドイオンが高い強度で検出されることがわかった。また、ペプチドの性質とイオン化の関係は、極端に高い極性や低い様性を有するペプチドはイオン化されにくいことがわかった。一方、試料の前処理であるZipTip処理で、はm/z値で400から800の領域ではペプチドの精製に効果があるがそれ以外の領域ではペプチドのロスが生じる可能性が示された。
索引語ペプチド;質量分析;研究;消化;電気泳動;解析;前処理;ゲル;濃度;イオン
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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