海産性単細胞真正眼点藻Nannochloropsis oculata S-3株に対するホルムアルデヒドの影響に関する研究

海産性単細胞真正眼点藻Nannochloropsis oculata S-3株に対するホルムアルデヒドの影響に関する研究

レコードナンバー711874論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008147NACSIS書誌IDAN00157043
著者名吉田 宏亮
石井 洋
小林 幸夫
ほか1名
書誌名東海大学紀要. 海洋学部
別誌名Journal of the College of Marine Science and Technology, Tokai University
Journal of the Faculty of Marine Science and Technology, Tokai University
Journal of the School of Marine Science and Technology, Tokai University
東海大学紀要海洋学部
海-自然と文化
発行元東海大学海洋学部
巻号,ページ2巻・ 3号, p.55-61(2005-03)ISSN13487620
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抄録水産養殖の食物連鎖においてもっとも底辺に位置する植物プランクトンの一種の海産性単細胞真正限点藻Nannochloropsis oculata(S-3株)の増殖に対してホルムアルデヒドが与える影響を検討した。ホルムアルデヒド濃度が5ppm以下では、増殖に顕著な差はなかったが、6ppm以上では濃度が高くなるにつれて増殖阻害が大きくなった。特に10ppmホルムアルデヒドの増殖の場合は、9日間の誘導期が観察された。さらに培養経過に伴う培地中のホルムアルデヒド濃度を測定したところ、細胞が増殖するに従ってホルムアルデヒド濃度は減少した。10ppmホルムアルデヒドで増殖した定常期の細胞を用いて、再び10ppmホルムアルデヒドに調整した培地で増殖過程を観察したところ、誘導期が9日間から2日間に減少した。さらに培養経過に伴う培地中のホルムアルデヒド濃度を測定したところ、細胞の増殖と伴に濃度が減少した。この結果からS-3株はホルムアルデヒドの環境下に適応する能力を持っている可能性が考えられる。10ppmホルムアルデヒドで増殖したS-3株の細胞内におけるホルムアルデヒド濃度を測定したところ、1.8ppm検出された。この結果より、細胞内に取り込まれたホルムアルデヒドの約80%は、細胞内に存在する遊離したアミノ基と反応してイミンを形成した可能性が考えられる。
索引語ホルムアルデヒド;増殖;濃度;細胞;培地;性;単細胞;誘導;培養;研究
引用文献数6
登録日2011年07月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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