延縄標本船調査から見たトラフグの三重県沿岸域における漁場形成と伊勢湾の漁場評価について

延縄標本船調査から見たトラフグの三重県沿岸域における漁場形成と伊勢湾の漁場評価について

レコードナンバー711875論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20003265NACSIS書誌IDAA11592188
著者名中島 博司
書誌名三重県科学技術振興センター水産研究部研究報告 = Bulletin of Fisheries Research Division, Mie Prefectural Science and Technology Promotion Center
発行元三重県科学技術振興センター水産研究部
巻号,ページ11号, p.1-13(2004-09)ISSN13469320
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抄録1995年から1997年の3ヵ年、延縄漁業標本船調査を主体にトラフグ延縄漁場形成機構の把握および伊勢湾における漁場評価を試み、下記のことが明らかになった。1.トラフグ漁場は本県沿岸域のほぼ全域で形成されるとともに、主生息域はおおよそ水深150m以浅の海域と推察された。2.伊勢湾口地区のCPUEは漁期が解禁された10月以降減少する傾向を示したが、志摩南部地区および度会外湾地区のCPUEのピークは概ね12月から1月頃にかけて出現した。一方、熊野地区のCPUEは10月と1月の2峰型を示した。12月以降に出現したCPUEのピークは、トラフグが冬季熊野灘を南下することを示唆した。3.伊勢湾における延縄漁業は10月下旬から11月中旬頃にかけて主漁期を迎え、貧酸素水塊の解消および水温の低下がその漁場形成に大きく影響していることが示唆された。また、伊勢湾漁場の形成は主にトラフグの外海域からの移動回遊によるものと推察された。4.伊勢湾のトラフグは外海域と同様、銘柄「中」を主体に銘柄「大」、「特大」も漁獲された。しかし、伊勢湾における銘柄「大」、「特大」の分布指数は外海域に比べて低く、トラフグの好適生息水深は成長とともに深くなることが示唆された。5.伊勢湾口地区安乗支所に水揚げされるトラフグの総漁獲量に占める伊勢湾の漁獲割合は約20-30%を占め、さらに、1995年11月は外海域を上回る約4トンの漁獲量があったと推定された。これらのことから、伊勢湾はトラフグ延縄漁業にとって経済的価値の高いことが明らかになった。
索引語漁場;形成;海域;漁獲;銘柄;延縄;調査;沿岸;評価;主体
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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