水田転作サトイモ栽培におけるかんがい水中硝酸態窒素の除去効果

水田転作サトイモ栽培におけるかんがい水中硝酸態窒素の除去効果

レコードナンバー712076論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20007900NACSIS書誌IDAN00039830
著者名上薗 一郎
中園 充紀
長友 誠
ほか1名
書誌名鹿児島県農業試験場研究報告
別誌名Kagoshima-ken Nogyo Shikenjo kenkyu hokoku
Kenkyu hokoku
Bulletin of the Kagoshima-ken Nogyo Shikenjo
Bulletin of the Kagoshima Agricultural Experiment Station
発行元鹿児島県農業試験場
巻号,ページ33号, p.21-31(2005-03)ISSN03888215
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抄録水田転作野菜のサトイモは代表的な好水分作物で,水稲用かんがい水を積極的に利用した栽培が行われている.そこで,環境保全的な水田の有効利用法を確立するため,水田転作サトイモ栽培において,畦間かんがいによるかんがい水中硝酸態窒素除去効果を明らかにした.施肥窒素および畦間かんがい水中窒素を窒素供給源として水田転作サトイモを栽培した結果,芋重は施肥窒素およびかんがい水由来窒素の増加にともなって増収し,特にかんがい水由来窒素の供給量の増加にともなって顕著に増収した.かんがい水に含まれる硝酸態窒素の利用率は,施肥窒素の利用率に比べて明らかに高かった.また,高濃度の窒素を含むかんがい水を利用することによって,芋個数が増加し施肥窒素利用率も向上した.以上の結果から,水田の畑条件下におけるサトイモ栽培でも,水稲用かんがい水を積極的に畦間かんがい利用することで,水稲栽培と同様に,かんがい水中硝酸態窒素除去効果が認められ,その除去率は水稲栽培の80%(水稲吸収25%+脱窒55%)には及ばないものの,約50%に達した.これらのことから,転作あるいは遊休水田を活用して,かんがい水を積極的に利用したサトイモ栽培を行うことは,地域特産野菜の生産向上につながるだけでなく,サトイモの窒素吸収を利用した周辺水の環境修復をもたらすことが明らかになった.
索引語窒素;かんがい水;栽培;水田;サトイモ;利用;転作;水稲;硝酸;施肥
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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