トマト黄化葉巻病の病原ウイスルおよび媒介虫の生態解明に基づいた防除

トマト黄化葉巻病の病原ウイスルおよび媒介虫の生態解明に基づいた防除

レコードナンバー712104論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016330NACSIS書誌IDAN00177561
著者名内川 敬介
小川 恭弘
書誌名長崎県総合農林試験場研究報告. 農業部門
別誌名Bulletin of the Nagasaki Agricultural & Forestry Experiment Station. Sect. of agriculture
発行元長崎県総合農林試験場
巻号,ページ31号, p.29-81(2005-03)ISSN03888398
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抄録1.YLCV-Is長崎株の遺伝子診断に市販DNA抽出キット利用をすることで専門的知識を最大限に省略した簡易抽出が可能となった。2.死後、常温で放置した保毒媒介虫からP-PCRキット利用により、DNAを得ることができYLCVを検出することができた。これにより、媒介虫のモニタリングに利用することができると考えられた。3.YLCV-Is長崎株は、1種の雑草に自然感染し、3種の雑草に接種による感染が明らかとなった。これも含め現在8種の雑草に自然感染することが明らかになった。ただし、YLCV発生圃場内および周辺での自然感染率は低く、伝染環の形成に対する重要性は低いと思われる。4.媒介虫シルバーリーフコナジラミおよび黄化葉巻病の発生推移調査により、本病への主な感染時期は8-10月であることが示唆された。5.促成栽培トマトにおけるYLCVの潜伏期問は、低温時には長期化する傾向が認められた。6.媒介虫のモニタリングトラップを試作したが、捕獲能力は慣行の黄色粘着トラップに比べ劣った。7.分子マーカーを用いたコナジラミ主要2種の識別が可能であった。これを用いたマルチプレックスPCRにより、トラップで捕獲したコナジラミ2種の識別と、YLCVの検出を同時に行うことができた。8.近紫外線除去フィルムと防虫ネットを併用した物理的防除法は、これらを無設置の場合に比べ、媒介虫および黄化葉巻病の発生を抑制した。9.ネオニコチノイド系粒剤の鉢上げ時および育苗後期における根域処理は、YLCVの媒介抑制効果が高かった。10.ネオニコチノイド系粒剤の根域処理と近紫外線除去フィルムおよび防虫ネットを組み合わせた防除体系は、黄化葉巻病を無発生に抑えた。他の主要病害虫にも防除効果があり、トマトの基幹防除技術として利用できる。
索引語媒介;防除;種;感染;利用;発生;トマト;雑草;自然;DNA
引用文献数37
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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