冬季寡日照中山間地におけるイチゴ3品種の収量パターンと暗黒低温処理の効果

冬季寡日照中山間地におけるイチゴ3品種の収量パターンと暗黒低温処理の効果

レコードナンバー712354論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20007678NACSIS書誌IDAA11691179
著者名熊倉 裕史
藤原 隆広
池田 敬
書誌名近畿中国四国農業研究 = Kinki Chugoku Shikoku agricultural research
発行元近畿中国四国農業研究協議会
巻号,ページ6号, p.42-49(2005-03)ISSN13476238
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抄録1.比較的冷涼で冬季寡日照な中山間地域に適したイチゴ促成栽培方法を明らかにするため、‘さちのか’‘とちおとめ’‘とよのか’の収量パターンと暗黒低温処理の効果を検討した。2.暗黒低温処理を行わない場合、‘さちのか’の定植適期は9月15日頃で、定植日の適期幅は狭かった。適期に定植すると出蕾時期は10月下旬に集中し、年内収量50kg/aが得られた。3.暗黒低温処理を行わないで9月29日に定植した場合、‘とちおとめ’と‘とよのか’の収穫開始は11月下旬となり、年内収量は40?50kg/aであったが、‘さちのか’の収穫開始は12月下旬で年内収量は20kg/aであった。4.暗黒低温処理を8月25日から9月9日までの15日間行った場合の処理有効株率は75%前後で顕著な品種間差はなかった。ただし、‘さちのか’の出蕾日は他2品種に比べ6日遅れ、収穫開始期も10日前後遅れた。5.暗黒低温処理を行った場合の11月下旬までの収量は‘とよのか’、‘とちおとめ’、‘さちのか’の順に大きかったが、年内収量としては3品種間に大差がなく株当たり85g前後であった。収穫始期から5月中旬までの全期収量は750g前後であった。6.収穫パターンの品種間差は小さかった。収穫始期から5月中旬までに、頂花房、一次側花房、二次および三次側花房に相当する3つの収穫ピークが認められ、暗黒低温処理は各ピークを前進化させる効果があった。暗黒低温処理区の頂花房収穫ピークは‘とちおとめ’と‘とよのか’では12月中旬となり12月の高需要期に対応できたが、‘さちのか’ではこれらよりピークが遅れた。‘さちのか’ではピークを本実験より10日ほど前進化させるほうが有利作型となると考えられた。
索引語処理;収量;低温;収穫;品種;効果;中山間;イチゴ;種間差;日照
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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