霊長類の生殖に関わる内分泌機構

霊長類の生殖に関わる内分泌機構

レコードナンバー712672論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
論文副題非侵襲的ホルモン測定法の応用
著者名清水 慶子
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ51巻・ 1号, p.1-13(2005-02)ISSN09168818
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抄録霊長類の生殖に関わる内分泌機構を明らかにすることを目的として一連の実験をおこなった。これらのうち、本稿では非侵襲的ホルモン測定による結果について概説した。はじめに、類人猿およびマカクザルの糞、尿中ホルモン測定法を確立し、esrone conjugaes (E1C)、pregnanediol-3-glucronide (PdG)、follicle simulaing hormone(FSH)、およびchorionic gonadoropin (CG)動態を調べた。次いで本法の野生霊長類への応用の可否を検討した。その結果、得られた糞、尿中ホルモン動態は血中のホルモン動態を正確に再現していること、類人猿のそれはマカクザルよりヒトに類似していること、黄体期長に種差はないが、E1C量には種差がみられることが明らかとなった。野生群においても同様の結果が得られることから、野生群への応用が可能であることが分かった。さらに簡便なマカクザルの妊娠診断法を開発した。着色の有無によりマカクザルの妊娠診断が可能となり、尿中CGは、妊娠4日から28日目までの間にのみ検出されることが明らかとなった。また、オスマカクザルにおける糞中esoseroneおよびcorisolの測定法を確立した。これらの方法を雌雄の放飼群、野生群マカクザルに応用し、行動とホルモンの関係を調べたところ、育児行動、順位や攻撃行動に内分泌動態の変化が伴うことが明らかとなった。これら一連の研究により、これまで全く不明であった野生霊長類の内分泌動態を捕獲することなく調べることが可能となった。
索引語ホルモン;動態;霊長類;内分泌;尿;妊娠;行動;生殖;機構;測定
引用文献数35
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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