PIXE法による樹木組織中の無機微量元素の定量

PIXE法による樹木組織中の無機微量元素の定量

レコードナンバー712734論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00007946NACSIS書誌IDAN00018105
著者名小藤田 久義
渡部 久哉
世良 耕一郎
ほか1名
書誌名岩手大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Iwate University Forests
発行元[岩手大学農学部]
巻号,ページ36号, p.39-45(2005-03)ISSN02864339
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抄録紙パルプの製造において、樹木中の無機微量元素は様々な好ましくない影響を及ぼすことが知られている。例えば、製造ラインへのシュウ酸カルシウムの沈殿・固着や種々の重金属による漂白剤(過酸化水素)の触媒的分解を引き起こすことなど、特に用水のクローズド化が想定される場合には影響が大きい(1)。このほか、組織中の微量元素の分布を調べることにより環境汚染の生物指標として樹木を用いる試みもなされている(2)。また、木質バイオマスを燃焼してエネルギー化する際には、樹木中の無機成分が木灰として排出されるが、このような灰分の利用あるいは廃棄処理の方法を検討する上でその組成を明らかにしておくことは重要である。木質系試料中の微量元素の測定には、従来から原子吸光法や中性子放射化分析法が行われてきたが(3?5)、前者は多元素同時測定が不可能なため実験操作が極めて煩雑であり、後者では分析可能な元素が限定される等の問題がある。近年、短時間で広範囲の元素種を同時に測定可能な方法として荷電粒子励起X線法(Paricle induced X?ray Emission Mehod、以下PIXE法と略す)が開発され、生体組織を含む多様な試料に対して応用されつつある(6)。本研究では樹木組織中の無機微量元素の測定におけるPIXE法の適用可能性について検討し、さらに国内産の代表的な5種類の樹木を対象として樹幹(辺材)および樹皮中に含まれる微量元素の定量を行った。
索引語元素;樹木;組織;測定;紙;パルプ;酸;カルシウム;沈殿;重金属
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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