希少樹種を含む樹木の遺伝資源の保存に関する研究

希少樹種を含む樹木の遺伝資源の保存に関する研究

レコードナンバー712765論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20022780NACSIS書誌IDAA12077052
著者名齋藤 直彦
渡邉 次郎
五十嵐 正徳
ほか3名
書誌名研究報告
別誌名福島県林業研究センター研究報告
発行元福島県林業研究センター
巻号,ページ37号, p.1-18(2004-12)ISSN13480170
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抄録県緑の文化財や県内の希少樹種等について、遺伝資源保存方法の検討を行ったところ、マツ類は、養生施設内を高湿度に維持することにより、樹齢400年の老齢樹からでも、つぎ木によるクローン増殖が容易にできることがわかった。また、サクラ類については、IBA67ppm水溶液に浸漬したミズゴケを伸長の旺盛な枝に巻きつけた空中とり木により、比較的老齢で樹勢の衰えた母樹からでも後継樹を確保できることがわかった。サクラ類をさし木、つぎ木の従来方法で増殖を試みたところ、発根、活着が困難である場合が多かったが、マツ類と同様にビニールハウス等の施設内で湿度等を適正に管理すれば、さし木、つぎ木の成功率を向上させる可能性が認められた。特に夏ざしの場合、1品種ではあるが、養生施設内の空中湿度を高湿度に保ったうえで、従来方法よりもさし穂を長く作り、葉を3?5枚程度に調整することで高い発根率が認められた。また、老齢のサクラ2種を用いた組織培養による増殖試験では、発根は認められたが土壌馴化に失敗し、後継樹を得るまでには至らなかったが、この方法による後継樹養成の可能性は認められた。クリは、つぎ木以外の増殖は難しいことからつぎ木増殖を試みた。その結果、母樹によりつぎ木困難なものがあったため、引き続き養成方法等について検討の必要性が認められた。
索引語増殖;湿度;種;施設;サクラ;発根;遺伝資源;保存;空中;樹木
引用文献数11
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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