異なる水温が北海道産フシスジモクの受精卵,幼胚,幼体に及ぼす影響

異なる水温が北海道産フシスジモクの受精卵,幼胚,幼体に及ぼす影響

レコードナンバー712811論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008678NACSIS書誌IDAN00124667
著者名川越 力
谷 敬志
Indy J.R.
ほか2名
書誌名水産増殖 = The aquiculture
別誌名Aquacult. Sci.
Aquaculture Science
Suisanzoshoku
発行元水産増殖談話会
巻号,ページ53巻・ 2号, p.181-187(2005-06)ISSN03714217
全文表示PDFファイル (537KB) 
抄録北方海域において、フシスジモクの計画的な増殖を展開する際に基礎となる育成技術を開発する目的で、異なる水温下で受精卵から幼体までの形態形成過程を明らかにし、幼胚、幼体生長に適した条件を決定した。2000年6月に江差町沿岸のフシスジモク群落より受精卵を採取し、光周期12h明期:12h暗期、光量40μE/m2/s、 水温3℃、5℃、10℃、15℃、20℃ で静置培養した。水温3℃では、7日後に1次仮根胚となり、その後発生は停滞した。水温5℃では、60時間後に1次仮根胚、10日後に2次仮根胚となり、発生が停滞した。水温10℃では、48時間後に1次仮根胚、7日後に2次仮根胚、1年後に主軸形成体となった。水温15℃では、36時間後に1次仮根胚、5日後に2次仮根胚、2カ月後に主軸形成体、3カ月後に付着器形成体、6カ月後に主枝形成体となった。水温20℃では、36時間後に1次仮根胚、3日後に2次仮根胚、1カ月半後に主軸形成体、3カ月後に付着器形成体、6カ月後に主枝形成体となったが、付着器形成体の段階で枯死する個体が見られた。以上から、水温15℃は北海道産フシスジモクの幼胚、幼体の生長に適していることがわかった。また、水温 3℃、5℃は幼胚を長期保存するのに適した水温であることを認めた。
索引語胚;水温;根;受精卵;付着;生長;光;発生;枝;海域
引用文献数28
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat